
平成18年に発掘調査され「10B-19(古墳状隆起)」の東側から2基の古墳が見つかっています 撮影日;2013.09.07
1号墳・2号墳ともに尾根の南斜面を利用して築かれています
石室はほぼ南に開口していました
埋葬施設は横穴式石室で、石材のほとんどは抜き取られていました
1号墳は径約10mの円墳
封土の流出が著しく、墳丘・石室の高さはともに不明
石室の大きさは幅1.3m・長さ3.6m以上と推測されています
石室内や西側の周溝から須恵器の他、土師器や瓦器等が多く出土
平安時代から鎌倉時代にかけて石室を再利用していたと考えられます
2号境はすぐ東側に有ります
一辺8.5mの方墳、または径8.5mの円墳
埋葬施設は横穴式石室と思われますが、全ての石材が失われていました
石室内法での大きさは幅1.05m・長さ2.8m以上でと推定
石室内から須恵器高杯と鉄製品が出土
2号境は7世紀初頭から前葉、1号境は2号境より古く、6世紀後葉~末頃の築造と考えられています


馬見丘陵の東支丘の稜線から派生する尾根の南斜面に有ります
河合第一小学校の北側です
長林寺とは谷を一筋隔てた尾根に位置しています
★所在地;北葛城郡河合町池部1
★交通;近鉄

★駐車場;なし
★入場料;見学可能
★問合せ;
池部天神社の西側です