奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

業平姿見井戸

2009年08月29日 | 古跡
 在原業平ゆかりの井戸です 撮影日;2009.8.15 

 井桁に「業平朝臣姿見の井戸」と刻まれています
 在原業平が在原寺から高安(大阪の八尾)の恋人のもとへ通った時、自分の姿を映した井戸と伝わります

 世阿弥作の能「井筒」では、諸国幽行の途中荒れ果てた在原寺に詣でた僧が、夢の中で業平の妻が形見の衣装を着て、この井戸にその姿を写し、恋しい業平のありし日をしのぶという筋書きです
 女面をつけ男装で登場し井戸水に映じた姿を見て「女とも見えず男なりけり業平の面影」と懐かしむあたりは幽玄の境地を表現するとして複式夢幻能の代表作と言われます

★所在地;天理市新庄町鉾立(地蔵寺の東)
★交通;JR櫟本駅下車 徒歩20分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;

 業平姿見井戸は法隆寺の近くにも有ります⇒⇒⇒業平井戸と日切地蔵尊

 左横に「蕪村の句碑」が建っています
 「蟲泣くや河内通ひの小提灯」
 句碑は与謝蕪村作で、この道を行く業平の姿を詠んだものとされます



二階堂石棺

2009年08月26日 | 石造物
 小さな墓地の中央に建ちます 撮影日;2009.8.15

 竜山石の家形石棺の蓋です

 近くに全長30mほどの前方後円墳が有ったそうです
 その石棺を代用したものでしょうか?

 北西5分程の所には星塚1・2号墳も有ります 

★所在地;天理市荒蒔町(二階堂高校のすぐ横)
★交通;近鉄二階堂駅下車 徒歩10分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
  (墓地に足を踏み入れるのをはばかられる方は、塀越しに見学しましょう)
★問合せ;



 【荒蒔古墳】
 墳丘はすでに無く、現状では古墳を確認できません
 1988年の発掘調査で周濠の痕跡が発見され、多量の円筒埴輪の他に馬、鳥、犬、猪、人物、盾、大刀などの埴輪が出土しています
 築造年代は、5世紀末~6世紀前半(古墳時代後期の古墳)

星塚1・2号墳

2009年08月22日 | 古墳
 墳丘はほとんど残っていません 撮影日;2009.8.15

 2号墳は後円部径約40mの前方後円墳でした
 後円部は墓地公園として整備され、墳頂に『星塚古墳』の石碑が建ちます

規模;総長87m、墳長39~41m、後円径約32m、前方幅約19m、長約9m

 1952年の発掘で長さ7mの横穴式石室が見つかり
 金製の耳飾りやガラス製の勾玉・丸玉・小玉・メノウ製の管玉・水晶製の三輪玉などが出土しています
 
 1983年の宅地開発で、周囲に二重の馬蹄形周濠が見つかっています
 築造はは6世紀前半・古墳時代後期のようです

 1号墳(後円部径約37m)の周濠から琴状木製品とともにマツ材の笛状木製品が出土しています
 他に類例はないそうです
笛状木製品

 1号墳が先に造られ、周濠の一部は2号墳と重なっています
発掘時の星塚古墳 2号墳石室図

★所在地;天理市二階堂上ノ庄町(中町ホシツカ)
★交通;近鉄二階堂駅下車 徒歩5分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由(墓地公園ですのでお静かに)
★問合せ;0743-63-1001(天理市教育委員会)


参考;天理市のページ

水木古墳

2009年08月02日 | 古墳
 大柳生地区では規模の大きな円墳です 撮影日;2009.7.13

 直径15m、高さは墳丘の一番下から上までが4m程
 上部が削られているため、本来はもっと高かったようです
  
 墳丘の周囲には50cm~1m余りの石材を垂直に積み上げた外護列石(石垣)が全周します
 墳丘東側には木の柱を建てたと考えられる直径20cm程の穴が数個発見されています
 
 6世紀後半の築造と考えられています

★所在地;奈良市大柳生町2077-3
★交通;近鉄「奈良」駅より 柳生行きバスで「大柳生」下車 徒歩10分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;

 墳丘の中央に横穴式石室が造られています
 過去に天外部分が特ち去られているため、現在は下半分だけが残されています
 
 石室の入口は南西方向で、通路を塞ぐ「閉塞石」も存在しました
 全長約8.0m、玄室長約3.3m、羨道長約4.7m、玄室幅約1.4m、羨道幅約1.0mの両袖式石室
 玄室床面には石敷きが見られ、棺を留めるのに使った鉄釘が出土しているので、木棺が納められていたと考えられます

 玄室と羨道には数多くの遺物が残されていました
 須恵器約30点(杯身、杯蓋、提瓶3、はそう2、無蓋高杯2、短頚壷2等)、土師器約20点(直口壷、ミニチュア土器等)
 鉄製品(鉄釘、鉄鏃4、刀剣片2等)、石製品(砥石1)、馬具等


 近くに夜支布山口神社が有ります

 関連記事

円成寺の春日堂白山堂

2009年08月01日 | 文化財
 現存最古の春日造の社殿です 撮影日;2009.7.13 

 春日大社の旧社殿を拝領したものです
 安貞2年(1228)春日大社の宮司だった藤原時定が旧社殿を寄進したと伝わります

 春日堂は春日大明神を祀り、白山堂は白山大権現を祀っています
 昭和28年に国宝の指定を受けています

 元は円成寺の鎮守社だったようです
 社殿であるのに社でなく堂なのは、廃仏毀釈の際に取り壊しを免れるため?だとか・・・

★所在地;奈良市忍辱山町1273
★交通;JR・近鉄「奈良」駅より 柳生行きバスで「円成寺」下車 すぐ
★駐車場;有ります(無料)
★入山料; 大人 400円
★問合せ;0742-93-0353 (円成寺

 我が国最小の国宝建造物で、両堂共に同寸法、同形式です

 切妻造の妻入りで階段上には階隠はしかくしがあります
 大棟の上には「千木ちぎ」「勝男木かつおぎ」が乗る神社建築ですが三斗、蟇股などの仏教建築の様式もあります

 
 北隣には宇賀神本殿が有ります

 国の重要文化財です
 鎌倉時代に造られた春日造社殿の向拝を唐破風にした造り
 弁才天を祀っています

 
 向かい側には、春日堂白山堂の拝殿が有ります

 市指定文化財です
 延宝3年(1675)の建立です
 入母屋造・こけら葺きの簡素で優美な造りです


 参考;中西さんのページ