奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

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三里古墳

2009年05月30日 | 古墳
 石棚のある特異な横穴式石室です 撮影日;2009.5.23 

 直径20mほどの円墳もしくは全長35mほどの前方後円墳
 6世紀後半ごろの築造

 墳丘の封土も石室の石もほとんどなくなっています
 玄室長4.4m、幅2.2m、高さ3m、羨道長4.6m、幅1.4m
 羨道部には箱式石棺が残り、玄室から羨道を通り排水溝があります
 
★所在地;生駒郡平群町三里958
★交通;近鉄平群駅下車 徒歩10分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;0745-45-1001(平群町役場)

 両袖式の横穴式石室で、玄室奥壁の高さ70cmのところに幅2.5m、長さ1.4m、厚さ45cmの石棚が設置されています
 このような石室は珍しく、県内では岡峰古墳、槙ヶ峰古墳のみで、他には和歌山県紀ノ川流域の古墳だけ
 石室の平面設計が分かる、非常に面白い古墳です

三里古墳石室

 昭和50年に実施された三里古墳の発掘調査で
 石室内から、豪華な馬具、多数の須恵器・土師器、武具、ガラス玉等が出土しています


 参考;出土品

旧普門院

2009年05月29日 | 史跡
 今にも倒れそうな普通の民家の造りで、今は無住です 撮影日;2009.5.23 

 元は聖徳太子の建立と伝わる(聖徳宗)「福貴寺」の一院だったそうです
 平安時代前期に道詮を開基として開創
 本尊は木造彩色の聖観音立像木造彩色(平安時代作)

★所在地;生駒郡平群町福貴1504
★交通;近鉄平群駅下車 徒歩20分
★駐車場;
★入場料;外観のみ見学可
★問合せ;0745-45-1001(平群町役場)



 中央の部屋を仏間にして道詮律師の念持仏であった重文「聖観音立像」を安置しています。
 聖観音は、高さ約1m、檜の一木造で、ずんぐりした身体構成、高く太い宝髻、奥行きの深い体躯、胸部、腹部のくびれに肉感敵な表現が見られ、天衣は飜波式(はんぱしき)と呼ばれる大波、小波を組合せた模様で、貞観(しょうがん、貞観年代)仏の特長をよく示し、平安時代初期(860年頃)の作です


 この辺りは法隆寺夢殿の中興・道詮律師隠棲の地です


 参考;平群町のページ(木造聖観音立像)

道詮律師の墓

2009年05月28日 | 碑・塚
 福貴の白山神社に有ります 撮影日;2009.5.23

 江戸時代に造られた宝篋印塔
 傍らの十三重石塔は五輪等の残欠を寄せ集めて作られたようです
 三明院弥勒堂の背後の小高い場所にあります 

★所在地;生駒郡平群町福貴1551
★交通;近鉄平群駅下車 徒歩15分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;0745-45-1001(平群町役場)

 【道詮律師】
 平安時代前期の三論宗の僧で、武蔵国の出身
 弘法大師の空海とも親交があり、伝燈大師(でんとうだいし)と号し
 南都七大寺僧綱をも兼ね、荒廃していた法隆寺の夢殿の再建を果たされました
 法隆寺夢殿に坐像が残っています
 民衆からは「福貴の道詮」と呼ばれ、厚く慕われていました



藤田家住宅

2009年05月26日 | 文化財
 整った大和棟の民家です 撮影日;2009.5.23 

 当初は元禄年間(1688~1703)に建てられた萱葺の入母屋造り
 その後、三度の改修が行われたようです

 第一次改造は18世紀後半
 第二次改造は文化4年(1807)
 第三次改造は明治末年(1912)に実施されています

 修理後は、指定の趣旨から大和棟の形態が整った第一次改造の姿に復元されています
 茅葺き入母屋造り構造の前身建物の古図が伝わるそうです
 
★所在地;生駒郡平群町福貴1523
★交通;近鉄平群駅より 徒歩10分
★駐車場;
★入場料;タダです
★開館時間;予約制
★問合せ;0745-45-0240

 北福貴の高台にあり
 昭和53年1月21日に国の重要文化財に指定されています

 【藤田家】
 系図によると武蔵国榛沢郡藤田庄(埼玉県本庄市藤田)に藤原氏の荘園があり、その荘官出身。
 鎌倉期に武士化して上杉氏に仕え、藤田姓を名乗る。
 その滅亡後は甲斐武田氏に仕え、室町期に武田氏が滅ぶと大和に移り、山辺郡を本拠に筒井氏・藤堂氏に仕えた。
 元和年間(1615~1624)の頃に平群に転封され、帰農して庄屋を歴任した。



 参考;平群町のページ

ツボリ山古墳

2009年05月24日 | 古墳
 新興住宅地にある県指定史跡です 撮影日;2009.5.23 
 (昭和48年3月15日に指定されています)

 墳丘は造成工事で削平され、当初の姿を留めていません
 一辺20m程の方墳だったようです

 主体部は南に開口する横穴式石室
 玄室長4.25m、幅2.2~2.55m、高さ2.45m
 羨道は長さ4.65m、幅1.7~1.82m、高さ約1.7m
 玄室は二段積み、2石目が大きく内傾し前壁も同様だったようです

 石室構造、石棺形態より7世紀初頭の築造と考えられています 

★所在地;生駒郡平群町福貴1049-108
★交通;近鉄平群駅より 徒歩10分
★駐車場;なし
★入場料;外観は見学自由
  (石室内の見学は事前に役場へ連絡が必要です)
★問合せ;0745-45-1001(平群町役場)

 古くに開口し、石室の整備に伴う発掘調査では当初の副葬品は出土していません
ツボリ山古墳石室 ツボリ山古墳石棺
 
 玄室中央と羨道に各一基の二上山白色凝灰岩製の刳抜式家形石棺が納められています
 玄室棺は蓋が半分のこり、わずかに下方に傾いた縄掛突起の形態が確認できます
 玄室棺は身の長さ2.45m、幅1.17m、高さ0.8mあり、長さ1.55m、幅0.55m、深さ0.42mのくり込みがあります
 蓋は、幅1.19m、高さ0.7m。小口部に各1個、側面に各2個の縄掛突起がやや下向きに造り付けられ、内部には深さ0.11mのくり込みがあります
 羨道棺はやや小振りで、長さ2.35m、幅1.19m、高さは不明

ツボリ山古墳石室前
 

石床神社旧社地

2009年05月23日 | 古跡
 現石床神社から南へ50m程の所です 撮影日;2009.5.23

 社殿のない神社で、磐座の前に鳥居のみの原始信仰の社でした
 作物の豊穣をを祈る原始信仰の巨石(高さ6m・幅10m超)があり
 この裂け目を性崇拝の対象としていたようです 

 現在の神社は大正13年に素戔嗚命を祀っていた境外摂社の消渇神社の所在地の現地に遷されました

★所在地;生駒郡平群町越木塚石床783
★交通;近鉄竜田川駅より 徒歩20分
★駐車場;なし
★入場料;参拝自由
★問合せ;0745-45-1001(平群町役場)

 【石床神社旧社地の説明板】
越木塚集落の南東部、伊文字川流域を見おろす位置にあり、本殿や拝殿は当初からなく、鳥居と社務所があっただけで、崖面に露頭した高さ6m、幅10数mの巨大な「陰石」を御神体としている。
「延喜式」に記載のある式内社で、祭神は剣刃石床命。貞観元年(859年)には従五位上を授けられている。
地域での磐座(陰石)信仰が窺え、古い信仰形態を伝える貴重な神社である。
大正十三年(1924年)に集落内の素盞嗚神社「現石床神社」に合祀されている。
この付近には花崗岩の巨石が多数露頭し、烏土塚古墳や西宮古墳に運ばれており、古墳時代~飛鳥時代の石材産地でもある。


信仰の巨岩
 

剣上塚古墳

2009年05月22日 | 古墳
 住宅地の片隅に有る古墳です 撮影日;2009.5.23 

 直径約28m、高さ3.6mの円墳
 6世紀前半頃の築造と推定されています
 埋葬施設は墳丘に直接木棺を埋葬した[木棺直葬]のようです

 昭和63年6月15日に平群町の史跡に指定されています

★所在地;生駒郡平群町若井字ケン上57-2
★交通;近鉄平群駅より 徒歩20分
★駐車場;なし
★入場料;見学可
★問合せ;0745-45-1001(平群町役場)

 西側は尾根と墳丘とを区画する幅2m程の堀割が廻っています
 墳丘裾付近で円筒埴輪列、形象埴輪(器種不明)の破片、須恵器片が確認されています

 明治32年の『名勝旧跡取調書』に、「口碑ニ傳フル所百余年前甲冑戦具等ヲ発掘シタル事アリト云フ」とあり、江戸時代後期頃に盗掘を受けているようです



春日宮天皇妃陵

2009年05月20日 | 
 こんなに山の中にある陵ははじめてです 撮影日;2009.5.9

 紀橡姫(きのとちひめ)吉隠陵「春日宮天皇妃陵」です

 紀橡姫は光仁天皇の母で、志貴皇子(しきのみこ)(追尊して御春日宮天皇という)の妃
 和銅2年(709)吉隠の地で崩ぜられ、ここに葬られたと伝えられています

 明治27年12月に橡姫吉隠陵ときめられました

★所在地;桜井市吉隠(よなばり)・宇陀市榛原区角柄(つのがわら)
★交通;近鉄榛原駅より 徒歩40分
    バスで角柄下車 徒歩20分
★駐車場;有りません
★入場料;参拝自由
★問合せ;

 国道165号線から800mほど登っていくとあります 
 桧の木立の間に、251段の石段が真っ直ぐに伸びています



 毎年10月12日に祭典がおこなわれています



小鹿野のお不動さん「不動滝」

2009年05月19日 | 
 落差5m程の小さな滝です 撮影日;2009.5.9 

 滝の横に不動明王を祀る堂が建ちます
 地元では「お不動さん」と呼ばれて親しまれています

★所在地;宇陀市榛原区萩原小鹿野
★交通;近鉄榛原駅より 徒歩60分
★駐車場;有りません
★入場料;参拝自由
★問合せ;

 鳥見山公園の見晴台から東海自然道を10分ほど行くと有ります

 毎年3月28日には大祭行事が行われ、地域の歴史伝承と世代交流を図っています



鳥見山公園

2009年05月18日 | 名所
 ツツジと紅葉の名所です 撮影日;2009.5.9 

 室生赤目青山国定公園の一角
 鳥見山(標高735m)の中腹にあり、勾玉池を中心とする高原の自然公園です

 東海自然道が通り、ハイキングコースの休憩地点でも有ります

★所在地;宇陀市榛原区萩原鳥見山公園
★交通;近鉄榛原駅より 徒歩約45分
★駐車場;無料 20台程度
★入場料;タダです
★問合せ;0745-82-2457(宇陀市商工観光課)

 鳥見山は万葉集では跡見山(とみやま)と詠われています
 「日本書紀」に神武天皇が皇祖天神を祀ったと記され
 「鳥見山中霊畤跡(とみやまなかまつりのにわあと)」の石碑が有ります

鳥見山中霊畤跡の碑

見晴台

 展望台からは眼下に大和盆地、宇陀地域の山々を一望できます
 勾玉池にはアヤメや蓮、園地一帯にサクラ・ハギ・カエデ等が植わっています

鳥見山山頂