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奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

山畑22号墳(山畑古墳群)

2014年04月29日 | 古墳
山畑22号墳
 22号墳は、東大阪市郷土博物館の駐車場脇に在る双円墳です 撮影日;2014.04.13

 東側は破壊されて有りません
 西側は径約15mで、片袖式の横穴式石室が開口しています
 全長約8m、玄室長約3.1m・幅約1.6m・高さ約2.8m
 羨道長5m・高さ1.5m

 出土品は須恵器の装飾壷、土師器、直刀、耳環、子持ち勾玉など

山畑22号墳奥壁 山畑22号墳袖部

 山畑古墳群は、6~7世紀に築造された70基ほどの群集墳です
 東大阪市郷土博物館の周辺に点在しています

 22号墳の北側に38~41号墳が有ります
山畑38号墳 山畑39号墳

 北から順に38~41号墳で、径8~11mの円墳です
 いずれも無袖式の横穴式石室墳ですが、基底部しか残っていません

山畑40号墳 山畑41号墳

 昭和46年の調査で、金属製の耳飾や鉄釘が出土しています
 木棺が納められていたようです
 築造は7世紀初め頃
 山畑古墳群の中でも後期に造られたようです

★所在地;東大阪市上四条町(東大阪市郷土博物館の西)
★交通;近鉄瓢箪山駅下車 徒歩20分
★駐車場;有ります
★見学;自由
★問合せ;


神並5号墳

2014年04月27日 | 古墳
神並5号墳
 夫婦塚とも呼ばれています 撮影日;2014.04.13

 双円墳で、2基の横穴式石室が開口しています
 住宅の間にフェンスに囲まれて墳丘が保存されています
 墳丘は削られて長方形になっています(現状15m×10mほど)
 (元々は径10m程の円墳が2つくっついたような形だったようです:南北21.5m)
 夫婦塚古墳は、21基からなる神並古墳群(現存7基だそうです)の中心的な古墳です
 市の文化財に指定されています

神並5号墳西石室 神並5号墳西羨道

 西石室は全長9.6m
 玄室長3.9m・幅1.9m・高2.6m 
 右片袖式の横穴式石室です
 鍵は架かっていないので、入室できます

神並5号墳西奥壁 神並5号墳西袖部 神並5号墳西天井石

 東石室は全長9.2m
 玄室長3.0m・幅2.3m・高3.2m 
 右片袖式の横穴式石室です
 西に比べて石材がやや大きく積み方も丁寧に造られています
 フェンスの隙間を通って入室できます

神並5号墳東石室 神並5号墳東羨道

 平成元年に石室内部の発掘調査が行われています
 西石室は3体、東石室は2体の埋葬が確認されています

 東石室からは須恵器・土師器などの土器類、銀製品、玉類、馬に乗った人物や犬をかたどった壷の装飾部品が出土
 西石室からは須恵器、玉類、耳環、銀製品が出土
 6世紀中頃の築造と考えられています

神並5号墳東奥壁 神並5号墳東袖部 神並5号墳東天井石

 東西石室とも、奥壁上部の石が抜かれているので、懐中電灯なしでも見学できます
 北側の駐車場から見ると、双円墳であることが分かりやすいです

駐車場から見た神並5号墳

★所在地;東大阪市東石切
★交通;近鉄額田駅下車 徒歩5分
  石切駅より徒歩12分(東石切公園の少し南です)
★駐車場;なし(無断駐車厳禁です)
★問合せ;

 神並6号墳(弁天塚古墳)から5分ほど
 石切神社の駐車場から徒歩10分ほど


神並6号墳

2014年04月26日 | 古墳
神並6号墳
 弁天塚古墳とも呼ばれます 撮影日;2014.04.13

 円墳だったと思われますが、墳丘は削られていて規模など不明です

 横穴式石室は、羨道部は失われていて、玄室だけが残っています
 玄室長4.8m・幅1.8m・高2.5m

神並6号墳開口部 神並6号墳玄室 

 須恵器・土師器・耳環が出土しています
 6世紀後半の築造と考えられています

★所在地;東大阪市東石切町3-3-16(千手寺の本堂裏に在ります)
★交通;近鉄石切駅下車 徒歩5分
★駐車場;有ります
★見学;自由
★問合せ;


 線路を挟んで、南東300m地点、マンションの南側の敷地に神並1号墳が保存されています
神並1号墳 

ダケ古墳

2014年04月25日 | 古墳
ダケ古墳くびれ部
 丘陵上に築かれた前方後円墳です 撮影日;2014.04.12

 全長48m
 後円部径24m・高さ5m、前方部幅21m・高さ5m
 遺跡地図の「15B-169」です
 後円部の墳頂は平になっています

 埴輪の出土はなく、配列はなかったようです
 葺石も施されていなかったようです

ダケ古墳後円部頂 ダケ古墳前方部

 主体部は、竪穴式石室(主室・副室)です
 現在は埋め戻されています
 天井石は無く、長さ1.9m・幅1mほど、深さ1.7m在ったようです

 測量調査が1988年に行われています
 ガラス製丸玉・銀製空玉・水晶製切子玉・馬具・土師器・須恵器・釘などが出土
 築造は古墳時代の後期(6世紀中葉ごろ)と推定されています  

ダケ古墳 ダケ古墳後円部

★所在地;宇陀市榛原雨師(大宇陀平尾の丘陵上)
★交通;近鉄榛原駅より バスで篠楽下車 徒歩20分
★駐車場;有りません
★見学;自己責任で
★問合せ;


 山内はかなり荒れていて、たどり着くのは大変です
 くびれ部がはっきりしていて、前方後円墳の形は良く分かります

春日宮山古墳

2014年04月19日 | 古墳
赤目宮山古墳史跡碑
 一墳丘・二石室の古墳です 撮影日;2014.03.29

 たどり着くのが難しい古墳ですが、名張市指定史跡(昭和37年指定)です
 全長34mの前方後円墳です(双円墳かも)
 横穴式石室は南西側に二基開口しています

赤目宮山古墳西石室開口部 赤目宮山古墳西石室羨道

 西石室は全長8.3mの両袖式横穴式石室
 玄室長4.4m・幅1.9m・高さ2.4m
 羨道長3.9m・幅1.2m
 羨道は奥へいくほど天井が低くなっています

赤目宮山古墳西石室奥壁 赤目宮山古墳西石室袖部
 
 墳丘上に『史跡 宮山古墳』の石碑が立っています

 東石室は全長6mの両袖式横穴式石室
 玄室長4.9m・幅2.6m・高さ2.5m
 羨道長1.1m・幅1.4m
 羨道は短くなっているようです

赤目宮山古墳東石室奥壁 赤目宮山古墳東石室袖部

赤目宮山古墳東石室開口部 赤目宮山古墳

★所在地;名張市赤目町一ノ井
  GPS位置(N;34.34.59、E;136.04.43)
★交通;近鉄赤目口駅下車 徒歩20分
★駐車場;(一ノ井・春日神社にP有り)
★見学;自由
★問合せ;


 行き方;一ノ井の春日神社から、極楽寺前を通って南に有るため池へ
 ため池前を右に曲がって、突き当りを左へ
 パイプ?の残骸が有る辺りから森の中へ突入
 すぐ左に有る尾根をよじ登って行くと最高所に有ります
 (GPSが有ったほうが良いです)

台ケ芝1号墳

2014年04月18日 | 古墳
台ケ芝1号墳
 ほぼ完存した横穴式石室が有ります 撮影日;2014.03.29

 径15mほどの円墳と思われます
 南側に右片袖式横穴式石室が開口しています
 全長5.8m
 玄室長3.6m・幅2m・高さ1.8m以上

 羨道部は狭いですが、入室可能です

台ケ芝1号墳奥壁 台ケ芝1号墳袖部

台ケ芝1号墳開口部 台ケ芝露出石材 
 道を挟んだ南側にも、明らかに古墳と思われる高まりが有ります
 廻り込むと、石材が露出していました

 2号墳は、墓地の中に在ったようですが消滅しています

★所在地;名張市赤目町柏原
★交通;近鉄赤目口駅下車 徒歩20分
★駐車場;なし
★見学; 自由
★問合せ;

 赤目滝への途中、柏原橋のすぐ西に墓地へ登っていく道路があり、墓地のすぐ手前左手の山林内に有ります
 赤目山水園の西北200mほどの所です


琴平山古墳

2014年04月17日 | 古墳
琴平山古墳入口
 3基の埋没した横穴式石室が有ります 撮影日;2014.03.29

 丘陵上にある全長70m・後円部径36m、三段築成の前方後円墳です
 名張郡内で最大・最古の古墳です
 2006年にくびれ部、後円部の石室の調査が行われました

 後円部石室は全長9.5mの右片袖式横穴式石室
 玄室長4.5m・幅2.4m、羨道長5m・幅1.2m
 玄室は左側壁が崩れて内部には入れません
 (現状はブルーシートで覆われ、覗くこともできません)

 側壁は熔結凝灰岩の板石を積み上げ、入り口は端石材で閉塞した前にさらに大きな一枚石で二重に閉塞しています
 羨道部から衝角付冑、直刀、剣などの武具が見つかっています

琴平山古墳後円石室 琴平山古墳羨道部

 くびれ部の石室は全長6.5mの右片袖式横穴式石室
 玄室長4.5m・幅2m、羨道長2m・幅1.1m
 石材が崩壊して、内部はほとんど埋まっていたため、内部の調査は実施されていません

琴平山古墳くびれ部 琴平山古墳前方部

 前方部石室は、完全に埋没しています
 鳥居と祠が有ります

 出土遺物や古墳の規模などから朝鮮半島の百済の影響を置けていることが分かります
 武具や須恵器から渡来系の軍事氏族の首長墓という性格がうかがえます
 平成18年に三重県指定文化財となっています 

★所在地;名張市赤目町檀字横山
★交通;近鉄赤目口駅下車 徒歩15分
★駐車場;なし
★見学;自由
★問合せ;


中村古墳群

2014年04月16日 | 古墳
中村12号墳
 住宅地の一角に丘陵ごと保存されています 撮影日;2014.03.29

 シイの木公園内に、1号墳と12号墳が保存
 石材が露出しています
 ともに開口はしていません
 12号墳は群内最大の円墳だそうですが、墳丘ははっきりしていません

中村1号墳 中村1号墳石材

 ニレの木公園には17~20号墳が保存され、18号墳は石室が露出しているそうです
 釜石川、宇陀川流域に居住した人々の数代にわたる家族墓と考えられています
 築造は6世紀ごろ

 市立病院裏の公園内には、高尾支群の5号墳と6・7・8・13・14・15・16号墳が保存
 木棺直葬で群中では初期の築造 

シイの木公園
★所在地;名張市百合が丘町西2番町
★交通;近鉄名張駅より バスで「百合が丘西五番町」下車 徒歩1分
★駐車場;なし
★見学; 自由
★問合せ;


上山13号墳「上山古墳群」

2014年04月15日 | 古墳
上山13号墳
 公園の一角に移築保存されています 撮影日;2014.03.29

 春日丘団地の建設でいくつか消滅しました
 団地内の春日丘4号公園内に13号墳が移築保存
 13号墳は、長径12mの楕円形墳です
 石室長約6m
 石室内には箱式石棺も復元されています

 出土遺物は、須恵器・耳管・土師器・棒状かんざし・金銅製花形飾り

 墳丘の背後にも石室石材(石棺?)と思われる石材が置かれています

上山13号墳石室内 上山13号墳後方石材
 上山古墳群は、14基からなる群集墳です
 春日丘団地入り口にあるファミリーマート裏の竹林内に1~4号墳が有ります
 小さなマウンドが並んでいる程度です
 公園前の斜面にも5・6・15・16号墳が保存されているようです 

★所在地;名張市夏見・春日丘1番町
★交通;近鉄名張駅より バスで「F中川原」下車 徒歩2分
★駐車場;なし
★見学; 自由
★問合せ;


赤井塚古墳

2014年04月14日 | 古墳
赤井塚古墳
 伊賀地方では最大級の石室が有ります 撮影日;2014.03.29

 元は径30m近い円墳だったようです
 現状は径22m・高さ8.5mの墳丘です

 現在は柵がされていて、石室内への立ち入りは禁止となっています
 西南西に開口する全長11.7mの横穴式石室が有ります
 玄室長さ5.5m・幅2.4m・高さ3.5m、羨道長さ6.2m

 玄室高が高く、奥壁の最上段の石が持ち送り状に前にせり出しているなどの特徴から、赤坂天王山古墳との共通性が指摘されています

 北側に有る覆い屋には、謎の石が・・・  

赤井塚古墳開口部 赤井塚古墳後方の石

 伊賀南部の首長の墓と考えられています
 6世紀後半ごろの築造です

 国の史跡に指定されています
 美旗古墳群の中の1基(4基の前方後円墳・1基の円墳・1基の帆立貝式古墳・1基の方墳を含む)ですが、かなり離れた場所に有ります

★所在地;名張市上小波田813付近
★交通;近鉄桔梗が丘駅より バスで「小波田」下車 徒歩10分
★駐車場;なし
★見学;自由(石室には入れません)
★問合せ;0595-63-7892(名張市教育委員会生涯学習室)