大空を見上げて

日頃感じていること

御巣鷹から23年

2008-07-21 | Weblog
  昨日日曜日、全関東青少年銃剣道大会が練馬駐屯地体育館で行われた。
千葉県連の理事長と副会長と共に8時30分に体育館に行くと、関東六県より24歳(高校、大学含む)までの選手280名が試合前の練習をしていた。
猛暑の中の体育館はクーラーもなく温度は45度をこえていたが、選手は重い防具と面を付けての試合だが機敏に動き、最後まで素晴らしい試合を見せてくれた。
一般の部では国士館大学が優勝、自衛隊の部では大宮の32普通科連隊が優勝した。一人の怪我人や熱中症の人も出さず無事に終了し我々役員及び関係者は安心した。

  今日は祭日なので妻と映画を見に行ってきた。題名は「クライマーズ・ハイ」。
23年前の8月12日、御巣鷹山に日航機が墜落した時の映画だった。
乗員、乗客524名を乗せたジャンボ機が羽田から大阪に向かう途中、群馬県上野村の御巣鷹山山中に墜落し、生存者4名。過去に例のない悲惨な事故を取材した記者たちの映画でした。

私は今銃剣道船橋支部に所属にしていますが、部員に作間優一七段がいます。作間氏は当時空挺レンジャーの隊員で真っ先に派遣命令を受け、ヘリコプターよりロープ降下し3日間懸命従事し生存者の一人の女の子を両足に挟んで、ヘリコプターで吊り上げた自衛隊員でした。
当時は話題の人で日本の新聞だけでなく、世界から取材がすごかったそうです。
その後彼は空挺レンジャー教官を最後に定年で自衛隊を退官し、某大学の職員として働いています。まだまだとても元気ですので、若い現役の空挺隊員や支部の武道指導者として私達と共に汗を流しています。(昨年8月高段者6段以上の部で全日本で優勝しました。今年8/8日に日本武道館で行われる大会に支部代表で又出場する予定です)
あの事故では520名が亡くなり、御巣鷹山はあまりにも悲惨な状況だったので本人もあまり口にしません。
彼の奥様の誕生日が8月11日ですが、あれ以来お祝いはしてないそうです。
    (写真:御巣鷹山にて作間隊員と生存者川上慶子ちゃん)
         
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