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義父との会話

2018-07-24 | Weblog

 

                                         ( 猛暑の夏の花)

昨日、義父通院の為妻の実家東京江戸川区へ。

毎年8月は日本歴史上終戦記念日が近づき、TVで戦争関係の歴史ドラマや、原爆の広島、長崎のニュースが流れる。

義父は現在91歳下半身は覚束ないが、その他は全て元気、頭もしっかり記憶力抜群。

通院の車中で私と二人話した。義父は若い頃北海道で漁師だった為海軍を志願した。

教育が終わって大戦末期の昭和20年、海軍は特攻人間魚雷(回天)の隊員を募っていたので、義父もお国のために役立ちたいとそこにいた150人一緒に全員手をあげた。

父は漁師時代機関士,エンジン関係で左耳が少し難聴気味なので落され悔しくて涙したとの事。

青森の海軍大湊基地から10名選ばれた同期生はお国のため役立る「いいなぁ~」とうらやましく思ったとの事。

「あいつら帰って来ないんだ」と姿が見えなくなるまで手を振ったのを思い出すそうです。

人間魚雷(回天)は私の故郷山口県防府市の三田尻港(戦艦大和母港)にて学生時代に記念館で見た事があります。

とにかく狭くてこんな所に閉じ込められて死ぬのは嫌だと思った事が頭をよぎります。

本当にご苦労様でした、平和が一番ですね!と言うと義父も黙って頷ずいていました。

病院の正面玄関に着き、後ろのドア開けるとフラフラよろめきますが、自分の足でゆっくり歩いて行きました。

   

   特攻回天による戦没者143名(平均年齢21,1歳)沖縄、グアム、レイテ沖  敵戦艦2隻沈没 他5隻破損

 

 

 


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