大空を見上げて

日頃感じていること

トルコ&山田寅次郎

2008-11-10 | Weblog
 今迄トルコはとても綺麗でヨーロッパとアジアの文化があるとは聞いていたが、詳しい事はほとんど知らなかった。
この度、妻が旅行したので興味が湧きトルコの歴史を調べて見た。
特に日本とトルコの繋がりに、トルコ人が誰でも知っている日本の歴史上の人物で「山田寅次郎」と言う人がいたらしい。
恥ずかしいが私は全然知らなかった。
寅次郎は幕末(1866年)沼田藩江戸家老の次男として生まれた。
1890年オスマン帝国(現トルコ)の海軍が明治天皇を親善訪問したが、帰国の時台風に遭遇、和歌山沖で沈没し581名死亡したが69名を当時の日本の漁師達が助けた。
69名は日本海軍の船で送り届けたが、それを聞いた寅次郎は遺族の為、全国から義損金(寄付)を集め、外務大臣に届けたら自分でトルコに届けるように命じられた。
寅次郎は1892年トルコのイスタンブールに行き、皇帝に会い国民から大歓迎をうけた。
1914年(明治25年)まで滞在して日本とトルコの親善の礎を築いた人物で、トルコの教科書にも載っていて、トルコ人で知らない人はいないと言われている。
現在も日本語学校がイスタンブールに24箇所もあり、日本語がよく勉強されている。
日本人観光客が、多くのトルコ人が日本語を喋るので不思議がるそうであるが、そんな事情がある。
又イスタンブールの街の中心に山田寅次郎の綺麗な公園があり、説明書きもしてあるとの事。

トルコ旅行をした妻は知らなかった様で、私は今回は行けなかったが、その他トルコのいろいろ旅行ばなしを聞いてとても勉強になった。
    (山田寅次郎!明治37年イスタンブールにて撮った記録絵)
      
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