81年前の12月8日、真珠湾攻撃で米海軍に未曽有の打撃を与えた旧日本軍。その同じ国が今、軍事大国としてまた世界の先頭集団に入っていると、専門家らは指摘する。
戦後の憲法で自衛目的以外の戦力は持てないとされてきたにもかかわらず、日本は復活を果たした。むしろこの制約があったからこそ、日本の軍事力は強化されたのではないかという説もある。
「パイロットにしろ艦にしろ、日本自衛隊員の精神力どんな相手にも引けを取らない」と話すのは、米陸軍指揮幕僚大学(CGSC)のジョン・T・キューン教授だ。
しかも日本は他国の何分の1かのわずかな予算で、これを成し遂げた。
そんな日本を取り巻く安全保障の力学は今、変化のただなかにある。米国では米国大統領が外交のシナリオを一変させ、戦略地図を塗り替えようとしている。米国で行われた陸上自衛隊と米国海兵隊の共同演習でも自衛隊の全ての能力の高さに脅かされたと米軍高官評価である。
日本の陸、海、空自衛隊は世界のランキングで5位以内に入る。そう評価するのはキューン教授だけではない。
日本の安全保障に関するブログを主宰し、米海軍協会(USNI)ニュースにも寄稿しているカイル・ミゾカミ氏は、日本が今日のように強力な大国になったのは米国との同盟関係があったからだとの見方を示す。
「米国と日本は世界で最も緊密な関係にある軍事大国同士だ。両国の関係は米英間よりも近い」――ミゾカミ氏はCNNへのメールでそう指摘した。
キューン教授もまた、イージス艦を使う弾道ミサイル防衛システムのような米国の技術が、日本の艦隊を手ごわい存在にしているとの見方を示す。
「私に言わせれば、日本の海上自衛隊と米海軍は大当たりの組み合わせだ」と、キューン教授は話す。同教授は米海軍パイロットの経験を持ち、日本の軍事史を武士の時代までさかのぼって分析した著書もある専門家だ。
日本の自衛隊ならトヨタや三菱といった日本メーカーと同じように優れた生産、保守、運用方式を構築し、F35の信頼性を向上させたり、米国のF35より幅広い任務に活用したりすることができるはずだ。同教授はそう強調する。
「しっかりと訓練され、勤勉で、団体精神を持つパイロットが、最新鋭の第4、第5世代戦闘機を操縦する。(敵対国として想定される)ロシアや中国にとってはうれしくない話だろう」
日本は中国、ロシア、北朝鮮といった国に囲まれいる、防衛力強化は欠かせない。GDP比でみると1%と5兆3687億円ではあまりにも少ない。
ちなみに米国は80兆円、中国は36兆円、ロシア22兆円との事。
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