大空を見上げて

日頃感じていること

和装の魅力

2010-05-06 | Weblog
 先日 仕事で東京渋谷東急ホテルに行った時、とても素敵な着物姿の女性がロビーの私の隣に座りました。
最初はあまり意識していませんでしたが、何回か視線を向ける内に日本女性の和装の姿の美しさに改めて素晴らしさを感じました。

幼い時(4歳)母を亡くした私は母の記憶も面影もありません。
ただ着物姿の母の写真が一枚だけあります。
白黒の30代の頃の写真です。
今迄何度もその写真を見ながら母との何かを思い出そうと努力しました。
母に抱かれて父が兵隊に徴集された韓国の京城(ソウル)の駐屯地に、面会に行った時桜満開の木の下で弁当を食べた記憶はかすかにあるのですが、母の顔はどうしても思い出せないのです。

              
着物姿の女性には魅力を感じていました。
日本の伝統と歴史のある着物姿は現代ではあまり見れなくなりました。
私は何年か前撮った妻の着物姿をいつも持っています。
妻は不思議そうに何でそんな写真いつまでも持っているの?と聞きますが笑って答えませんでした。
先日も妻と友人が話していました。「しつけ糸もはずしていない着物がタンスの中に眠っているけど、着物を着るのは大変だし、機会もないわねぇ。捨てるに捨てられないし、洋服にするにもリフォーム代も高いし、処分にほんとに困るわぁ…」
妻もほとんど着なくなったので2~3年前に思い切って処分したようです。
年に一回位は着てほしいと内心思っていましたが、残念です。
何だかとても寂しい気持ちですが時代の流れで仕方がありませんね。

         (写真:桜の下の着物の女性!妻ではアリマセン)
コメント (4)
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