裁くのは誰だ！？（福岡高等裁判所）

久しぶりに裁判の傍聴に行ってきました。

改めて、罪を犯した（と思われる）人が公衆の面前で国家権力から裁かれる現実に、ちょっと考え込みました。

本日のメニューは・・・

覚せい剤取締法違反と児童福祉法違反。
どんなヤクザや人でなしの親が出てくるのか、と思ったら・・・。

覚せい剤のほうは、７０代（？）の女性が被告。３０代（？）の息子が証人でした。
事件の詳細は判りませんが、貧しさの中でがんに冒され、痛み苦しみから逃れるため覚せい剤に手を出した母、自堕落な生活をしている息子。「その息子から捨てられるのが一番怖い」、と泣く母、その足元を見て覚せい剤を提供する影・・・。

児童福祉法のほうは、８０代後半～９０代（？）の、杖を使わないと歩行困難な老人が被告。同年代と思われる車椅子に乗り、痴呆傾向の妻が証人。
これも事件の詳細は不明。児童福祉法って？
字が読めず、係官が耳元で証人宣誓書を読むのをかろうじてオウム返し、裁判官、弁護人からの質問にもほとんど「わからんのです・・・」としか答えられない妻。
「何か裁判官に言いたいことがあれば」との弁護人の言葉に、「すみまっしぇんでした・・・。許してください・・・！」裁判官の静止も聞かず土下座する夫。




もっとほかに裁かないかん奴がおるんやないんかい！！

しかし、そんな社会の最底辺が現実にあることを知りつつ、どこその料理がうまいのまずいの・・・


ええかげんにせーよ、俺！！