サイレント喜劇、クラシック喜劇ファンのみなさま。
2012年もとんねるず主義+をごひいきにしていただき、まことにありがとうございました。
今年は『アーティスト』、『ヒューゴの不思議な発明』のヒットに始まり、サイレント映画というジャンルが広く知られ、話題になったすばらしい年でした。
サイレント映画上映の機会も全国で徐々に増え、生伴奏つき上映、活弁や吹替つき上映などなど、いろいろな形でサイレント映画が観られる場が多くなってきたのは、いちファンとしてほんとうにうれしいことでした。
この流れを、一過性のブームに終わらせることなく、サイレント喜劇のすばらしい世界をすこしずつでもみなさんとわかちあい、共に大笑いできるよう、微力ながらわたしも活動をつづけていくつもりでいます。
わたくしの住む関西でも、サイレント喜劇関連のイベントや上映がさまざま企画されています。関西からサイレント喜劇のおもしろさを発信していくことが、2013年の目標です。
ちょいとマニアックな話をしますと、世界的には、キーストン・コメディの大フィルム修復プロジェクトや、チャーリー・チェイスのトーキー短編初DVD化など、うれしい企画が年明けから目白押し。また、失われたフィルムが今年あらたにどれだけ発見されるのかも楽しみです。
当ブログとフェイスブックページにて、2013年もいろいろな情報をお伝えしていきます。また、わたし個人としても、もっともっとおもしろい映画を観て、見つけていきたいです。
2013年も、どうぞよろしくおねがいいたします!
フェイスブックページ:サイレント喜劇の素晴らしき世界(The Wonderful Wold of Silent Comedy and more)
『キートンの線路工夫』(1966)全編
とつぜんカナダを見たくなった老キートン。ざぶんとテムズ川にとびこんで大西洋をひとおよぎ。上陸した海辺にイエローサブマリンならぬカナダ鉄道の黄色いトロッコを発見。キートンはトロッコにとびのり、カナダ横断の旅に出る・・・
学生時代に見て、30年ぶりか。
まだ専門学校に入りたての子供に、これを見せた先生達は立派な気もしますが、キートンの作品自体を見てない学生には意味が分からず。
今になって観直すと、キートンファンによるキートンファンのための映画という事がよく分かります。
お茶するところとか、狩りをするところとか覚えてましたね。ラストも思い出して。「ああ~可哀想に」と思った記憶がよみがえりました。
無理は承知で、最初川に飛び込む所が20代のキートンで、ラストが90歳くらいになってたら……なんて考えました。
では本年も、というか、新年早々よろしくお願いします。
こちらこそ、ずうずうしく見学のお願いをしてしまって。よろしくお願いします。
すごく楽しみにしてます^^
レイルロッダー、30年ぶりですか~
>専門学校に入りたての子供に、これを見せた先生達は立派
本当にそうですね。なぜこのチョイスだったんでしょう。興味がわきます。
>キートンファンによるキートンファンのための映画
いわれてみれば確かにそうですね。
この映画のスタッフは若いカナダの映画人たちだったんですよね。
初めてにいやさんが映画をごらんになった年齢と変わらないくらいじゃなかったのかな?
レイルロッダーのメイキング映像Buster Keaton Rides Againというのもありますね。
非常に貴重な素のキートンと、若者たちの交流がとてもすてき。うらやましい・・・
>無理は承知で、最初川に飛び込む所が20代のキートンで、ラストが90歳くらい
あ~その解釈、イイ!すごくいいです。
こちらこそ2013年どうぞよろしくお願いします!