ナレーター・アナウンサー養成塾

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合成語のアクセントについて①

2010年06月06日 | Weblog

20代のAD(アシスタントディレクター)はもちろん、中堅のディレクターやナレーターの人達に頻繁に「…これはどう読めばいいのですか?…」と、いわゆる“合成語”のアクセントを尋ねられます。“合成語”というのは、二つ以上の単語が合成されて出来上がった語の事を指します。例えば‥‥「連絡」と「事項」とが合成され『連絡事項』とか、「天気」と「予報」が合成され『天気予報』とか、「日本」と「経済」と「発展」とで『日本経済発展』といったようなものです。ここ一年位、何度も何度も耳にした“政権交代”についていうと、私は現時点で平板型にしています。政権が交代する、という意味を考慮し、それぞれのアクセントのままの方が聞く人の認識が強いと思っているからです。長く続いた前政権が安定していた時代は、この平板型が主流でした。ところが、この言葉が頻繁に出現するようになった最近は、中四高型(中の四音節が高い音)のアクセントを多く耳にするようになったのです。おそらくですが、言葉自体がその意味合いよりも、一つの事象として捉えられるようになったからでしょうね。こういう例は、山ほどありますので、次回以降にいくつか考察してみたいと思います。

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