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「の」が後につく場合のアクセント

2012年01月22日 | Weblog

アクセント辞典というものがあります。私達の仕事には必要不可欠のものです。で、その見方ですが・・・誤った理解をしていると、間違ったアクセントになってしまいます。言葉の後に「の」がつく場合、要注意です。アクセントが平板型のものに「の」がついた時は、そのまま平板型で構いません。例えば『私』は平板型ですので「の」をつけて『私の…』は平板型(ワタシノ)になります。頭高型のものの後に「の」がついた場合も、そのままです。例えば頭高型の『角』に「の」がついた場合、『ドノ』と頭高型のままです。ところが尾高型のアクセントに「の」がついた場合は、平板になる事を覚えておいて下さい。例えば『柱』は尾高型ですので、「柱を立てる」という場合『ハシラヲ』と助詞の「を」は低くなっていますが、「の」がついた場合は「柱の陰」→『ハシラノ ゲ』と平板型になるのです。このことは、アクセント辞典でアクセントを引いただけでは解りません。巻末に細かく書いてある解説に記してあるのですが・・・あまり読む人は少ないですね。尾高型の言葉の場合、概ねこの変化になると思っていて構いません。ただし、若干の例外があります。それは、また次回に。

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