昨日は朝から大きなニュースが飛び込み、私の仕事の一つである日本テレビの夕方ニュース「news every.」でも特別番組を編成して対応しました。午前中の党の議員総会で辞意を表明した鳩山総理は、その話の中で「国民が聞く耳を持たなくなった・・・」と語っていたのですが、この言葉に違和感を持ったのは私だけではないのでは?と思ったのですが。「聞く耳を持たない」というのは、話す方が正当な事を言っていても、聞く方が全く聞く姿勢を見せない時に使うもので、その伝でいくと“聞く方が間違っている”ということになります。『政治家は言葉が命』というそうですが、鳩山さん在任8ヶ月の間にはいくつか“?”と思うこともありました。最後の最後に、大きな“?”でしたね。言葉というのは、その人の日頃のあり方で善し悪しが出るものです。私見ですが、政治家の皆さんは総じて、拙い言葉遣いの方が多い印象です。おそらくですが、相手に失礼にならないように、相手への思いやりを持って文章を作る、というような作業をしてないのではないかな?と思いました。相手の存在を意識しつつ自分自身で文章を作ったり、同じようにそれを声に出して読んだりしていると、少しずつですが相手に対して思いやりのある言葉が生まれ、使い方にも思いやりが持てるようになってくるものなのです。当然、相手に対して失礼な言葉というものは出にくくなります。時間がないとか忙しいと言って、自分ではなく周囲に委ねてしまうと危険かも知れないなあ、と思った一日でした。
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