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いつの世でも、言葉の乱れについて言われて来ているのですが・・・ここ数年のアクセントの乱れは深刻なものがあります。特に若年層のそれは、将来の日本語についての不安を増大させるものなのですが、一般の皆さんには聞き分けにくく大変厄介なのです。「帰る」「返す」という言葉は「カエル」「カエス」と頭の音節が高い位置の頭高型なのですが、最近「カエル」「カエス」と中高に発音する人が多くなっています。「入る」「参る」なども同様ですが、動詞に限らず「多く」「高く」「寒く」「ひどく」「若く」といった形容詞も全く同じ傾向があります。私と同世代の皆さんは、特に違和感があるようです。ということは、これはまだ専門の方でなくとも判断出来るものだということです。では、判断(聞き分け)の難しいものはというと・・・例えば「通信員」とか「三番館」とか「新年会」といった言葉です。あるいは「運動会」「販売会」「新料金」です。解説しましょう、前者は「ツウシンイン」「サンバンカン」「シンネンカイ」の第四音節の“ン”は、本来は低い方の位置になるものです。ところが“シン”や“バン”“ネン”を同じ高さ(高い方)にしたままの発音が多くなっているのです。後者は「…ドウ…」「…バイ…」「…リョウ…」の母音音節を、同様に高い方で発音しているのです。この発音だと“メリハリ”が無くなり、強い主張にはなりません。つまり、他人に主張しない言い方・話し方が蔓延していることに。ある時期の教育方法で、横一列の学校教育を受けた世代からかしら?と、ついつい考えてしまうのですが・・・。
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世は民主党の「代表選」一色です。それはそうですね、代表=総理となりますので、注目が集まって当然のこと。テレビはもちろん各メディアには多くの議員さん達が登場しての応援合戦、投票日まで“これでもか”というくらい続きそうです。さて、そこに出てくる皆さんに一言『言葉のアクセントには注意して頂きたい!』一昔前は、これほど多くの議員さんが登場することはありませんでした。もちろん、メディアに出るのが悪いとは思っていません。何でもオープンに見せてもらう方が良いに決まっています。ただし方言ではなく、全国民が理解可能な“共通語”を使っているということを意識していて欲しいのです。「家計」「背景」「財政」「金融」・・・といった言葉を全て“頭高”型のアクセントにしている方が実に多いのです。それは、“共通語”のアクセントにはありません。インパクト強く、という気持ちがわからないこともないのですが、逆に言うとそのアクセントには優しさが欠けています。冷静に、メリハリを持って話す政治家が少ないことは、実に残念であり、併せて世の風潮がインパクト(強印象)一辺倒になってしまわないように願います。最近、特に感じていることではあります。
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