ナレーター・アナウンサー養成塾

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アクセントの考察

2012年09月27日 | Weblog

一昨日のNHK深い時間のニュースでの出来事です。男性アナ&女性記者との掛け合いで進行するのですが、グーグルの発売したタブレット端末の話題を取り上げた時の事。男性アナが「ーグルの…」と頭高のアクセントで紹介、それを受けた女性記者「グーグル」と平板のアクセントで対応。思わず笑ってしまいました(失礼!)。前もってどちらにするかを打ち合わせていなかったのでしょうか?いや、おそらく打ち合わせていたことと思います。で、想像ではありますが「ーグル」と頭高で行きましょう、とのお約束があった。で、男性アナウンサーは頭高のアクセントだった、にもかかわらず女性記者は「グーグル」と平板のアクセントになってしまった・・・というのが真相ではないかと・・・あくまでも想像ですよ。これは良くあることで、局アナとアシスタントの女性タレント、はたまた局アナとゲスト、はたまた局アナと気象予報士…etc.という関係で、しょっちゅうです。他の言葉では「データ」「サイト」「ネット」「クラブ」とキリがありませんが、横文字のものが多いのは確かです。どうしたら良いでしょうね???参考にして考えて欲しいものに「メール」があります。今は誰もが(例えアナウンサーでも)「メール」と平板ですが、当初は「ール」だったのです。子供からお年寄りまでが使うようになり、平板型が定着したのですね。それから考えると、アナウンサーも「グーグル」になるまで、そう遠くないような気が致します。何故って、検索エンジンは世界的にグーグルのシェアが圧倒的で、ヤフーが勝っているのは日本くらいのものなのだから、タブロイド端末が出たりしてもっと身近になると、言葉もそれに追随して行くということですよ。

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