ナレーター・アナウンサー養成塾

ナレーターとアナウンサーの養成と、現役プロのスキルアップの為の塾です。

もうすぐ8月になりますが・・・

2008年07月27日 | Weblog

 今週後半は、早くも8月です。昔から二・八は、商売が活発ではないと言われています。蕎麦の話ではありません、つまりその月は売り上げが落ちるということなのですが、今はどうでしょう。あちこちで「今は2月も8月もねぇよ、どっちもダメだし他の月も駄目・・」という返事が返ってきます。私達の商売は・・・といえば、CMに関しては昔は二・八に似たようなことはありました。年度末は駆け込み需要(制作)で忙しい、4月はその反動で暇になる、とか。夏商戦の宣伝は夏前に行なうので、その前段階の制作になる5月が忙しいけど、休み中の8月は動かない、とか・・・です。暇な時には自己鍛錬をする、というのが私の考え方です。とはいっても、なかなか自分で行動に移すのは難しいもの。だから、わざと自分をそんな状況に追い込むのです。今年は8月の22日~24日に設定された私の“母校”のアナウンスセミナー。私にとっては、自分の鍛錬の場でもあります。現役の大学生を対象としているので、まったくの素人ばかりです。その面々を基礎から教える場は、その気になれば手を抜けるところとを私の場合は、逆に徹底して正しい見本を見せるのです。正しいものは誰も否定できませんから、上手さやテクニックをおぼえようとしてやってきた人にとっては、雑念を払ってくれる妙薬なのです。 全ては、そこから始まる・・・その申し込みはこちらです→http://www.ybs.ne.jp/index.html

ナレーター・アナウンサー養成塾 塾長 ナレーター・伊藤英敏 http://www.mars.dti.ne.jp/~expert/


土曜の丑の日?

2008年07月24日 | Weblog

そうです、今日は土用の丑の日です。中国産の鰻を愛知県一色産と偽装して販売していた事件があり、マスコミではここに来て連日のように鰻が話題に上っています。で、丑の日の今日は、NHKの朝のニュース「おはよう日本」でも取り上げていたのですが・・・女性アナウンサーがあろうことか『今日はドウの丑の日・・・』とおっしゃったではありませんか。“ドウ”とヨの部分が高くなる中高型のアクセントは、週末の土曜のものです。いわゆる五行思想に基づく各季節の終りの約18日間のことを指す“土用”のアクセントは平板型で“ドヨウ”となるのですが、今朝の女性アナは土曜を連発です。私たちのようなシャベリを生業としている人間にとっては、全くの初歩的なミスであります。多分、番組終了後には先輩アナたちにこっぴどく指摘されたのではないかと思います。(ちょっぴり、可哀想かな・・)さてさて、今年の土用の丑の日は8月5日にもう一度あります、果たしてリベンジや如何に・・・。

ナレーター・アナウンサー養成塾 塾長 ナレーター・伊藤英敏
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一月ぶりの更新です・・・

2008年07月16日 | Weblog

 とりたてて仕事が忙しい状況だった訳ではないのですが、私の所属している“大沢事務所”の創立者で、2年ほど前に急逝した前社長の三回忌法要の仕切りで、少々バタバタだったものですから・・・。事務所所属の役者とスタッフ達を引き連れての墓参。役者の中には、最新の研究生から所属になった超若手で前社長の生前を知らない人も出てきましたし、業界は長いけれども、つい最近所属になり同様に面識がないという人もいます。もろもろの役者さんとスタッフ、総勢約50名でお墓参りを済ませました。命日は今月の23日、あらためて合掌!

 その大澤和男故人と、私を含め役者が男6名・女7名(だったか?)でスタートした当初から25年、今や約170名にまで増えた所属の役者達です。その長い歴史の中で、営業的に最も厳しい時期を迎えようとしているかも知れません。ご存知のようにアメリカ発のサブプライムローン問題に端を発した金融不安。そして、その弱いアメリカを象徴するドル安と原油を初めとする資源価格の高騰により、世界的なインフレを引き起こし始めました。当然、日本の企業業績はかなり厳しい状況に置かれ、あわせて消費者である国民の生活も余裕がなくなって来ています。こうなると、ナレーター事務所の顧客である「広告代理店(CM及びイベントVP)」「放送局(番組)」「アニメ制作会社(アニメ)」「外画制作会社(洋画)」といったところの制作に使えるお金が当然のこと、減ってきます。実際、減り始めました。私の現場でも、企画物の番組制作の外部発注が減り、ナレーターも局アナがつとめるモノが多くなりました。現時点では大沢事務所の売り上げ自体に変化は見られませんが、近い将来じわじわとボディーブローの様に効いてくることの覚悟は必要かもしれません。私達役者も、この数年は我慢の時かと思っています。そんな時こそ、自分の力量を磨く場を設定して精進し、いつ声が掛かっても変わらぬ実力が発揮できる体制を整えておくことが肝要ではないか、と考えている今日この頃ではあります。

ナレーター・アナウンサー養成塾 塾長 ナレーター・伊藤英敏
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