ナレーター・アナウンサー養成塾

ナレーターとアナウンサーの養成と、現役プロのスキルアップの為の塾です。

光陰矢のごとし

2011年10月20日 | Weblog

早くも11月、つまり今年は残り2ヶ月を切ったという事ですね。まさに“光陰矢の如し”ですが、子供の頃は一年がとても長く感じませんでしたか?
それが年を重ねるごとに早く感じるようになってしまった…それはどうしてか、というと、三歳ならば一年は三分の一、十歳なら十分の一、三十歳なら三十分の一…という具合に、一年という存在が過ぎた年月に比べて格段に小さくなって行くからでしょうね。30代は毎日が束になり始め、40代は一週間が束になり、50代は月が束になってやってきます。さて還暦を過ぎると、季節が束になってくるのかもしれませんね。あぁ、恐ろしや。

  

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検証①

2011年10月09日 | Weblog

私の学生時代は、アナウンス研究会オンリーでしたので、卒業したのは学部ではなく研究会であった、と思っています。ちょうどその頃、ラジオではあの久米宏さんが登場して来ました。もちろん、社員アナウンサーです。後から知ったのですが、入社後しばらくして病気になられ、私が聞いた時は復帰の放送です。今も続いている“土曜ワイド・ラジオ東京”という、永六輔さんがメインパーソナリティーの番組です。もっとも、一度パーソナリティーは久米さんに代わっているのですが・・・。ラジオですから、交通情報が頻繁に入ります。実は、その頃の交通情報を担当していた女性が数名、現在も現役バリバリ。この「交通情報」を聞いていて、数字のアクセントに変化が出つつあるのを感じていました。『20分』『30分』のアクセントです。放送では「飯田橋から20分です・・」とか「八王子バス停から15キロの渋滞、通過に30分かかっています・・」というように使います。皆さんも耳にしたことがおありかと思いますが、この『20分』も『30分』も私達の年代は“頭高型”のアクセントだと叩き込まれたものです。でもこの頃から、“ジュ”の部分のみが高い音の“中高型”が多くなってきました。今は、圧倒的に多く使われている中高型のアクセントです。と、ところが!!現在も現役続行中の件の皆様は、全て頭高型で放送されているのです。アクセントは頭が上がりますが、私は“頭が下がります”・・・お後がよろしいようで。

「ナレーター・アナウンサー養成塾」主宰:ナレーター伊藤英敏

  

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