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助手席シートを修理

2008年10月29日 | 修理・メンテ
Fitの助手席が前後にスライドしなくなった。リクライニングは問題なく動作する。たまたまちょうどいい位置で固まったのでしばらく放置していたが、やっぱり不便なので意を決して修理した。

上の写真は助手席シートを外したところ。後部座席は今回の修理とは関係ないが、座面を跳ね上げた状態である。助手席シートは4本のボルトで車体に固定されている。

床に転がっている四角い箱はカーナビである。カーナビの右の方に見える細い黒い線がVISCのアンテナ線である。助手席の下にカーナビを設置していて、これが遠因でシートがスライドしなくなった。

助手席シートの裏側。

赤い大きな矢印で示した棒がカーナビとぶつかって曲がり、シートのスライド機構がロックされたままになってしまった。

赤丸で示した部分がロック機構。普段は爪がレールのギザギザに食い込んでいて動かない。ただしレバーを操作すれば爪がギザギザから離れる仕組みになっている。赤丸で示した部分を大写しにしたのが下の写真。

赤い大きな矢印が曲がってしまった棒。この写真は修理後のもの。(1)の部品が(2)の爪を押す仕組みになっている。この写真では(1)の部品は奥から手前方向に動く。すると爪が押されてロックが外れる。写真でも分かるように、(1)と(2)のひっかかり部分はほんの少ししかない。

棒が曲がった関係で、(1)の部品がちょっと右に寄ってしまい、(2)の爪よりも手前に来てしまった。そのため爪が押せなくなっていた。軍手でぐいぐい押してみたがダメ。太いドライバーで(2)の爪を手前に引っぱっておいて、別のドライバーで(1)の部品を奥に押し込んでなんとか修理完了。

曲がってしまった棒は太さ10mmぐらいの金属製だが、意外にも柔らかくて手で押しただけでも曲がる。

なお、この修理は今年の8月に実施したもの。