ヒラ社員だったころに係長(のようなもの)だった先輩が亡くなったらしい。既に数年前に早期退職されていて、近ごろはまったく接触のなかった人。でも非常に強い印象が残っている。
勤務先の業務手順として、ヒラが提出した書類を係長がチェックして、不備な点を指摘して差し戻す。何度かやりとりをした後に係長が多少の手直しをして、ハンコを押せばそれが社としての最終書類になる。課長以上の役職者が個別書類の細かい内容に介入するのは希である。
私がその先輩の下について初めて書類を出したときの話。当時の私はそろそろ独り立ちしなければならない年頃だった。先輩は書類を見もしないで「このままハンコ押していいか?」と私に尋ねた。正直ひるんだ。「あ、いや、ちょっと書き直してきます」。と引き下がった。
係長の業務として、これは楽なやり方だと感心した。私にはそれほどの胆力がなかったので真似はできなかったけど、ちょっとアレンジした手法は使っていた。私の仕事のやり方に強い影響を与えた先輩だった。合掌。
勤務先の業務手順として、ヒラが提出した書類を係長がチェックして、不備な点を指摘して差し戻す。何度かやりとりをした後に係長が多少の手直しをして、ハンコを押せばそれが社としての最終書類になる。課長以上の役職者が個別書類の細かい内容に介入するのは希である。
私がその先輩の下について初めて書類を出したときの話。当時の私はそろそろ独り立ちしなければならない年頃だった。先輩は書類を見もしないで「このままハンコ押していいか?」と私に尋ねた。正直ひるんだ。「あ、いや、ちょっと書き直してきます」。と引き下がった。
係長の業務として、これは楽なやり方だと感心した。私にはそれほどの胆力がなかったので真似はできなかったけど、ちょっとアレンジした手法は使っていた。私の仕事のやり方に強い影響を与えた先輩だった。合掌。