~ いるかしあわせ宅配便 ~

ばあちゃんのひとりごと

乳癌10年が過ぎました

2010-09-10 23:34:36 | 私と乳癌
2000年年8月25日に左乳房全摘術を受け10年が経ちました。

色々支えてくださった皆さんありがとうございました・・・感謝です。

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10年経ち思うことは

左の肋骨が右に比べて高くなり、乳房がないので予防しているのでしょう。
身体は、けなげです。
何も言わないのに自らの身体を変化させ守りに入ります。
なにも言わず、私自身を見まもりかばい続けてくれた10年だったと思えるこの頃です。

手術後、麻酔がキレたころから・・・朦朧としていた心がはっきりとしてきました。
暑い鉄板を胸にのせられたような気分は重い感じでした。
痛みはあまり感じなかったと思います。

時が経つにつれ・・・暑さは激しく痛みも少し現れました。
しかし、足指や膝を立てたり伸ばしたり呼吸に合わせて行ううちに痛みは緩和していくのに気づきました。
看護婦さんが11時と1時頃に「痛み止めをしましょうか、」と尋ねてくださいましたが、
まだ大丈夫です・・・辛抱できる範囲でした。

呼吸をしながら、腰も上げてみました。
右腕も挙げてみました。挙がりますよ。何だか乳癌であることが嘘のようでした。

嘘で合って欲しいとは思いませんでした。現実は現実として受け入れている自分に感謝しました。
ヨーガを行ってきたお陰です。
人のせいではなく自分自身が蒔いた種だとはっきり自覚できました。
妙にそのことで安心できたのです。

それから、10年私は多くのことに関わり、幸せを頂いてきました。
癌は神からいただいた贈り物のような気がします。

なぜなら、私は強くなりました。そして、いい加減になりました。
それから、5年くらいして師にお会いすることができました。
ヨーガはグル(師)が大切な存在だと言います。
その通りでした。
師は「整理整頓をしましょう」と私を指導してくださり、頭の中までお掃除ができました。
そして、次の教えは「スタッフを育てなさい」でした。
今では、同じ志の仲間と集い、いい空間を作り始めています。
昨年は「何か起こったときブッダは、どのように対処するか」考え、行為するようにと。

これらの教えは、日々実践していく中で、すべて成就しつつあります。
支えてくださる師の愛です。

今では
ただ、神のご指示のままに行為していきたいと思いながら過ごしています。

これは「私の思いか、私がしたいことなのかと」愛なのかエゴなのか考えるようになっています。

何のために生きるか・・・それのみに、生きることなのです。

何一つ無駄はない。

慈愛こそがすべて!