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瞑想できるのは人だから!

2020-04-05 21:17:28 | Saranyaのひとり言

【ジャコウジカの伝説】


遠い遠い昔、ある時、ジャコウジカは魅惑的な香気がただよっているのに気付きました。「どこからこの香はくるんだろう?・・・」と
ジャコウシカはその香りの源を求めて、

数多くの山や谷を彷徨い探し回りました。

しかし幾日も、幾日もどんなに遠くまで探し歩いても
その香りの源は見つかりませんでした。

ある時、ふと、体を休めた時、ついにその源を
探り当てたのです。

その香は・・・なんと自分の体から出ていたのでした。

そういったヨーガの教えを理解するのは容易なことではありません。

分かりやすくよくたとえ話としてあげられるものに、ムスクというお香の原料は、ジャコウジカ(麝香鹿)という鹿の持つ麝香腺から採取されます。成獣の雄は、雌を引き付けるためにこの麝香腺から麝香を分泌するのだそうです。ジャコウジカの雄は、どこからか漂うよい香りの源を求めて、森じゅうをさまよい続けると言います。その香りの源が自分だと、決して気づくことはないのです。


私たちはこのジャコウジカと同じです。自分の中に幸せや全てはある。そのことを知らない。

幸せや良いものというのは、自分の中から生み出されるものです。真実は自分の中に存在しています。

どこかに幸せはあるだろう、良いものもあるだろうと、目に映るものや聞こえるもの、感じるもの、そういった外の世界にあるものに私たちは答えを見出そうとします。


瞑想の時間、ただじっと座り静かに目を瞑るとき、そこにある内側の世界は、何を比べることもなく、自分という存在、そのひとつのものしかありません。その存在が不確かなものであると、目に映るもの、聞こえるもの、感じるもの、そういった感覚に左右され、自分の周りに起こる出来事によって、心は一喜一憂、いつも定まらずにいます。変化を続ける外界のものに幸せを見出すことで、その変化に心は休まることがありません。


瞑想は、そんな落ち着かない自分の内側の世界を強く確かなものにするために、見つめながら大切に育てていく手立てです。心を落ち着かせることは、たったの5秒ですら難しく、そしてただ座るということも、体は痛く退屈で仕方がないものなのかと、慣れないうちはじっとすることさえ苦痛に感じます。ただ、その心と体、そこに起こる感覚というものを少しずつ理解し、収められるようになってくると、それは自分にとって最も大切な友となります。


私たちがジャコウジカと違うのは、こうして自分の内側を見つめることができ、そしていつしか、幸せは自分の中から生み出されることに気づくことができるということです。私たちは、そんな偉大な力を持っているのです。


そして、瞑想に集中できるその時間と場所があること。ここで、そのことに感謝をしながら過ごすことだと思うのです。

 

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