The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

史実

2011年02月18日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」

こんな記事を発見

 

He died of uriemic poisoning on April 27, 1927 and was laid to rest in Nice.

When he died he took the secrets of his Phantom tale to the grave.

Written in his classic journalistic style, Leroux opens the book by saying:

"The Opera Ghost really existed." Shortly before his death he was quoted as saying during a speech in Nice:

"However fantastical my imagination it as always been anchored in something real.

Perhaps that is why so much indulgence has been shown to my work, a work which has no pretences except to distract the reader without overstepping the boundaries of propriety."

Does that mean Erik was real?

Does that indicate that all Leroux's fiction was based on fact?

The reader is challenge to be the judge.

What it does mean is that what you read is not always what you should believe.

And that is classic Gaston Leroux.

 彼は1927427日、尿毒症で亡くなり、ニースに埋葬された。彼は、「怪人」の秘密を、墓穴の中に持っていってしまった。ルルーは、報道記事的な文章で冒頭にこう記している。

「オペラ座の怪人は本当に存在している。」

亡くなる少し前、ニースでのスピーチの際に彼はこう言ったとされている。

「私の想像力は突拍子もなかったが、どこかで現実と繋がっていた。それが、私の作品が、ストーリーの境界を越えることなく読者を楽しませるということ以外の意図がなかった作品が、寛大に見られた(?)理由だろう。」

これは、エリックは実在したということを意味しているのか?ルルーの小説は事実に基づいているということを意味しているのか?読者には判断が迫られる。つまり、あなたが読んでいることは必ずしもあなたが信じるべきものではない、ということである。
それが、ガストン・ルルーのお決まりのスタイルである。



※ 意訳すると「私の想像力は突拍子もなかったが、どこかで現実と繋がっていた。それが私の作品が読者を面白がらせる以外の意図のない娯楽作品を超える事がなかったにも関わらず、読者に受け入れられた理由だろう」みたいな?

ま、「オペラ座の怪人」が冒頭の言葉に反しまくって、てんで史実に基づかない小説なのは分かり切った事ですが、「どこかで事実と繋がっていた」というのはなるほど!と思いました。史実そのものではないけれど、それを感じさせる事柄が多いのは今まで色々調べてきて分かっていますから。

 

「私の想像力は突拍子もなかった」

確かにそうですよね。オペラ座の地下のコンゴの森とか、ツェツェ蝿の唸り声とか…大好きですw

 

オペラ座の怪人の執筆されたニース

 

 


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