えりはな の 「いま」を伝えたくて

「いま」目の前にある感動や景色をたくさん伝えたくて、ここを作りました。

ESL in Westchester Comminuty Collegeでのトラブル No.1

2009-11-06 10:44:54 | ニューヨーク新生活
今年の秋から始めたここのカレッジでのESL。
週に2回、午前中がつぶれています。


クラスでたったひとりの日本人として、珍しくアジア系もひとりもおらず、快調に進んでいたものの、先週からいろんなトラブルが起こり始めました。

ひとつは、他の生徒と先生との間で起こっており、まだ解決してないので、おいておくことにして、
わが身に降りかかったきたトラブルについて、述べたいと思います。

授業で使用しているリーディングの小説があります。
週に20ページ読む進め(ただし辞書は使わず、使うなら英英辞書のみ)、各チャピターごとに、設問用紙を解いていくというもの。
主に家でやって、クラスでは答え合わせがメイン。

ところが・・・・・。
あるチャピターに入る前に、先生の感情が爆発しました!
なぜなら、第二次世界大戦中、日本軍占領かのフィリピンが舞台になっており、そこで、主人公のアメリカ人男性が同じ部隊の数名とともに、日本軍の捕虜になってしまったから。

物語はそんなにサラリとは書いておらず、捕虜を見張っている日本軍の兵士4名が、どんな悪事を重ね、どれだけ残酷で捕虜に虐待を行ったかが、フィクションではもちろんあるのだけど、細かく書かれていました。
読んでいて気持ち悪くなるシーンも。。。。。

すでに読んでいた私は、嫌な予感はしていました。
でも、こんなことになるとは想像もしていなかった。

先生は、20分もかけて、第二次世界大戦がどうだったか、アメリカは参戦してなかったのに、真珠湾攻撃によって参戦してしまった。
真珠湾攻撃で、どんな被害があったのか、西海岸の日本人村で自国であるにもかかわらず当時そこに住んでいた幼かった先生が受けたイメージや見聞きしたことも含めて、事細かに語りだしました。
それは、事実だったかもしれない。だけど、そこにものすごい炸裂した怒りと感情を交えて熱弁をふるい、いかに日本人が残虐でひどいことをとしてきたか、アジアの他の国にしてきたかなどを語ったものだから、それはもう大変でした。

生徒の大半はヨーロッパから来ている人たち。
あちらでは、もちろん戦争について学ぶそうですが、アメリカと日本については、それほど細かく学ばず、どちらかといわなくてもドイツ軍に焦点があたってしまうよう。
みんな固まってしまいました。。。。

わたしも固まるしかなかった。
先生が一方的に熱弁をふるって興奮さめやまぬ状態で、休憩に入り、
議論がある人は残っていいですよ!とまでいってましたが、逃げるように教室を出てしまいました。
だいたい、議論できるくらい英語が話せるなら、私はここにはいない!
休み時間では、数名のクラスメートが気遣って、さりげない言葉をかけてはくれましたが、気持ち的には、そのまま帰りたいくらい、誰とも話したくないくらいになっていました。

こちらの中学のソーシャルの授業で、真珠湾攻撃について学んでいる最中に、いたたまれなくなって教室を飛び出してしまう日本人生徒がいるということを聞いたことがありますが、その気持ちが少しわかったような気がしました。
もちろん彼らの方が辛いとは思う、周囲はみな愛国心あふれるアメリカ人なのだから。

しかし、です。
ここは、ESLクラスであってアメリカのソーシャルスタディのクラスではない。
まして、ヒストリーのクラスでもない。
仮にそうであったとしても、そこでは事実を教わるだけで十分で、感情をまじえて劇的に教わる必要性はないのです。
どんなに悔いても歴史はかえられない。まして、私たちがやったことではない。
でも、自分が悪いような気がしてくるのです、自分が責められている気がしてくるのです、たったひとりの日本人、数名の日本人だったりすると。

家に帰って、さっそく反撃のために、というか次回の授業で内容に入った時に、こちらサイドから言いたいことを少しでも言えるように、歴史を調べ、単語を調べという日が続きました。
でも、どうしても、じわじわを湧き上がってくる感情が抑えられなかった。
腹が立つという単純なものではなく、理不尽な暴力を受けた感情がわいてわいて仕方がなかった。
いったい、なぜこんな目にESLで遭わなければならないのか、
アメリカのソーシャルスタディでは、事実を教えるのではなく、一方的な事実を悪い感情と憎しみをも一緒に教えているのか?そんな疑問すらわいてきました。

だいぶ言いたいことが準備できたころ、
Language Exchange Partnerとそのことについてディスカッションしました。
彼女は、わたしより一回り年上ですが、それでも戦争体験はない、けれど、もちろん両親や授業で話は聞いているでしょう。
でも、やはり呆れていた、多くは語らなかったけど、ものすごく同情している様子。

次に、子供の家庭教師をつかまえて話してみた。
彼女も同じくらい年上だとは思うけど、こちらはかなり怒ってしまっていた。
その先生は間違っている。
歴史の授業でさえも、事実のみを学び、焦点は将来と現在にないといけない。
また、そんな話題をこともあろうに、インターナショナルなクラスに持ち込むことも間違っているし、どうしてもその教材を使わねばならないのだったら、もっともっと配慮すべきなのに、一体どうなっているんだ!という始末。
大切なことは、あなたに間違いはないってことよ、あなたは何もしてない、あなたに言われていることではない、と堂々としていること、そして、その授業で感じたことをその先生に伝えなさい、といいました。
とくに、戦争体験のある年寄りは、時としてそういうことがある、日本人に対していい感情を持ってない人もいるのは確か、だけど、それだって過去のこと、だんだん風化するべきこと、歴史はかわらないのだから、とのこと。

この二人になぐさめられ(彼女たちはアメリカ人)、勇気付けられ、今日は覚悟して出席したけど、一回子供の学校がお休みだったため欠席したため、今日はまったく違う話しに終始し、あらたに起こってる別の問題で、先生はまた炸裂していた。
これは他の生徒との間に起こったことだと思うのだけど、先生は、クラス全員VS自分だと思っているらしい。
とにかく何に対しても感情が抑えられず、自分をコントロールできない人なのだということが、今日判明した。

ことの詳細と経過を家庭教師に話すと、彼女はもう引退するべきだ!と怒っていた。
職場でもそうだ(彼女は先生をしている)、年がいってくると、怒鳴ったり怒ったりして子供の世話をちゃんとみない、そうなったら、もう引退すべきなんだ、と。
そして、そうしたフルタイムでないESLやカルチャー教室の多くが、現職を引退した高齢な人が請け負っていることが多く、そこも問題なんだ、と話してくれた。

たしかに、このカレッジならずとも、アダルトスクールや今までいってきたESL教室も若い先生はみかけない。
でも、ボランティアで教えてくれている先生たちは、もちろん年は召しているけど、品があるし、間違ってもそんな話しをそんな風に話したりはしない。

人格の問題かもしれない、とにかくかなり異常であることは間違いない。
これは、まもなく他の生徒との間で起こっている些細な?トラブルの決着で明らかになるかと思う。






Balducci's

2009-11-06 10:15:03 | ニューヨーク新生活
言わずとしれた高級イタリアン・デリ。
デリだけでなく、オリジナルのスパイスやケーキ、チョコ食材など幅広く扱っており、確かに高いけど、高級感あふれるステキなお店。

マンハッタンの店舗は、なくなってしまったそうですが
ここScarsdaleの店舗は健在です。
駐車場が狭いとはいうものの、フリーパーキング。

マンハッタンの店舗をふらりと寄ったのが、かな~り前のこと。
暑かったので、チーズやデリも買うのを諦め
結局見学で終わってしまった苦い思い出があります。

ということで、昨日、小学校の参観日のあと、
友達と買い物&ランチに出かけました。

けして広々とはしてないし、マンハッタンの店舗のように天井が高く、なんてことはなく、値段をみなければ高級店舗とは思えない(ちょっと失礼?)地元のスーパーの雰囲気ですが、いやいや、狭い通路には、所狭しとオリジナル商品と選抜された商品が並んでいます。

友達と一緒という強みもあり、隅から隅まで見て回ることに。

Dejonのマスタードが美味しいらしいよ、と誰かが言うと、そこへ群がり、
紅茶がたくさんあるらしいよ(アメリカでは珍しいこと)、というと、そこへ群がる始末。
お~~、マルコポーロはティパックしかないけれど、マリアージュの紅茶もいろいろと揃ってる。
コーヒー党の我が家にも嬉しいオリジナルコーヒーがあれこれとあり。

スパイスも、Balducci’sの缶に入っているだけで、美味しそうというかおしゃれに見える。
う~~ん、一時帰国のお土産にも十分対応できそう、などと頭をめぐらせ、どうかここは潰れませんように、また来るから、と心の中でつぶやきました。

ハムコーナーで、プロシュートの味見をさせてもらい、ポンド$23くらいしてますが、ハーフポンドいただき、美味しそうなバケットを買って、今日のランチになりました。

先日、ハーシーズのココアパウダーを買ってしまったことを後悔。
ここのMilk Drinking Chocolata Shavingはベルギー産のチョコを使用して、なかなか美味しいらしい。
マリベルのと比べてどうなんだろう???いろんなことがよぎりながら今回は買わずに終わりました。

オリジナルトートバックは、ブラックの中サイズのは、真ん中にワインのボトルが入るようになっている(ただし不織布のような素材)。
買い物袋ばかり増えている気がしますが、まぁ、一枚買っておこうとカゴにいれ。。。。

来なれないお店での買い物は、効率よくとはいきませんでしたが、楽しくたっぷり小一時間はいた計算。
マンハッタンのようなコーヒーコーナーはないのだけど(あるけど小さい)、
でもでも、ここはここでなかなか使えるかも!(ふだんはやっぱりトレーダー・ジョーとホールフーズと日系スーパーで十分ですが)

ほんとにほんとに潰れないで、潰れるとコネチカットまでいかねばならない。。。。

BALDUCCI’S