This is me.

- 無用の用 -

ようやく?早かった方?

2009-12-13 13:45:54 | Weblog
一緒に住み始めて明日で一ヶ月になる。早かったなあ。


ついこの間、ようやく彼の仕事が決まった。

こちらへ来ると最初に言い出した時に、料理の道へ進んで調理師の免許を取ろうと思う、と言い出した。元々料理をするのが好きな人で、私も彼の「やりたい」という気持ちが嬉しく、すぐに賛成した。しかし、世間はそれほど甘くなかった。
調理師の免許は学校に通う以外に、2年間の実務経験があれば試験資格を得られる。しかし、今までキッチンで働いたことのない三十代を雇おうと思うところなんてなかった。ネットで調べてみても、大学生から始めても遅い、という人もいた。たまたま近所の洋食屋へ行った時にそこのマスターに「30歳から調理師の免許は取れますか?」と聞いたところ、そこのマスターは「あー大丈夫大丈夫」と言ってくれたのだが、やはりなかなか実際には難しい感じだった。

結局のところ、それまで経験していた製造業の方で仕事を探していたのだが、それでもなかなか見つからず(現状では、募集をかけると応募が殺到するため、まずは書類選考から始まるのが当たり前のようになっている)、営業の方でも探していた。
それでもなかなか決まらず(経験者求むが多い)、接客の方でも探し出して、一次面接までは何とかたどり着けたものがあったものの、しかし、そこも結局はダメだった。

最初の方は「こっちに来てまだ一週間しか経ってないし・・・」、「まだ10日だし・・・」、「まだ2週間だし・・・」と思っていたが、そろそろ私的にもどうしたらいいのか困っていた。
仕事をするのは私じゃないので、私がいくらネットで仕事を検索しても意味がないのだけれど、どうしても見てしまい、「あーこれなんかどう?」と言ったり、求人にくまなく目を通し、付箋をベタベタ貼り付けたり。
そのうちに、もう私が探しても仕方ないし!と思って、見ている自分をなんとか引き止めたり。って、んー結構やってたなあ~。
と言っても、一番困っていたのはやはり本人だろうなあ。面接に他県まで行ったり、ほとんど毎日ハローワークへ行ったり、履歴書なんて何通書いただろう。机に座っているのを見るたびに履歴書書いてたもんな。

そうこうしているうちに、親友が久しぶりに連絡を取った知人が、現在独立をして派遣業をやっているのがわかった。彼女は早速「何か仕事ない?」と訊ねてくれた。そして、洋食屋さんで一つある、という話が舞い込んだ。
数日後、彼女と彼と二人でその派遣の会社の人に会いに行った。話が合ったらしく、その人が洋食屋さんに話を通してくれて、ようやく面接までたどり着いた。
そして、向こうのオーナーさんも気に入ってくれて、ようやく仕事が決まった。
紹介してくれたのは派遣の人だったけれど、実際はどうなってるのかな?派遣バイトみたいな感じかな。そして、最短三ヶ月で正社員になれるらしい。

考えてみれば運が良かったよなあ~。結局は自分の好きなこと、やりたいと思っていたことが出来る環境に行けることになったんだから。
この洋食屋さんとの最後の面談の帰りには、書類を送ったところから「面接に来てください」という連絡が入ったりした(連絡が来るなんて本当にない!)。

いやぁ~しかし、決まったと連絡が入ったときには本当にホッとした。



そして、仕事が決まったその日に彼から私の母親へ連絡をしてもらい、翌日に母親と正式に会う約束を取ってもらった。
仕事が決まった喜びと、彼が親に会うという異様なテンションの上がりようで、前の日はなかなか寝付けなかった。

実際会ったときのあの雰囲気って独特だったなあ。
みんな微妙に緊張していたものの、母も彼を気に入ってくれていたので(実家が近いものだから、この一ヶ月なんだかんだと会ってた)、話はほとんどスムーズに運んだ。



一つ問題と言えば、彼のお母さんとのことだろうか。
仕事が決まった報告をその日の夜に電話でした。そこでもう一度、私と会えないか?と訊いてもらったのだけど、やはりまだ会えないそうだ。電話で話すことも出来なかった。私のことをそういうふうに思ってしまうというか、別に反対はしていないのだけれど、まあ、そういうふうになるのはいいのだが、彼と母親の仲もイマイチだ。
この電話をするまで彼のお母さんから一度の連絡も無かった。一度だけ彼宛に封筒が届いた。手紙が入っていると思ったら保険の契約用紙で、彼が家を出たからその手続きのための書類だった。小さい付箋が貼ってあり、至急記入し送付してください、の一言しか書いてなかった。それを見た私は唖然としてしまった。
私「入ってたのってこれだけ?」
彼「・・・うん」
私「・・・」
なんかさぁ、普通って言ったらあれかもしれないけれど、息子に「元気ですか?」とか「風邪ひいてませんか?」とかなんかないのー?って思った。
よくよく聞いてみると、彼のお母さんは、彼女とは会えない、という話をしたときに、彼ともしばらく会わないほうがいいんじゃないか、と言ったらしい。実の息子なのに・・・。
なんかねえ、もうわからん。
まあいくら私が気にしても相手の気持ちなんて変えられないし、こちらが出来ることと言えば、時々手紙なんかを出すくらいだろうな。時間が解決してくれるのだろうか・・・。


こんな状態だけれど、籍は入れるつもりでいる。
会ってくれるまで待つというのも考えたけれど、いつになるかわからないし、反対しているわけじゃないし、籍は入れてもいいと言ってくれているし。その言葉を鵜呑みにするのもどうかと思われるかも知れないけれど、逆に待っているっていうのも相手の負担になるんじゃないかと・・・ブツブツブツ



うーん・・・なんだかんだあるが、要は本人の気持ちかなあ。なーんて。