漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

28-3 合格率は14.5%

2017-04-27 22:48:42 | 本試験
 協会のHPに、28-3 の合格率が掲出されていました。

 1級は受検者数 1,083 人中合格者 157 人で、合格率は 14.5%。やはりかなり易しかったという結果ですね。

 それにしても、合格率よりずっと気になるのは、次回は1,000人を割り込んでしまうのではないかということさえ危惧される受検者数。協会HPにデータが出ている 19-1 以降では最低の数字で、最も多かった 20-3 の 1,691 人からすれば、3割以上も減っています。以前にも書きましたが、単に今回少なかったということではなく、永い期間にわたってほぼ一貫して減り続けています。他の級は必ずしもそうした傾向ではありませんので、1級に特有の流れと言っても良いかもしれません。極端な言い方をあえてすれば、ほとんどリピーターのためだけの試験になりつつあるようにも思います。

 先行きが心配だなぁ・・・

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6 コメント

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Unknown (匿名希望)
2017-05-02 23:27:38
久しぶりにブログを拝見させていただきました。
5,6年ほど前に1級に合格した者です。
もう久しく漢字から離れてしまっているのですが(なかなか時間がないです…涙)、この受験者数にはショックですね。。
本当に、リピーターを満足させるためだけの級になってしまわないでしょうか?危惧してしまいますね。
私は1級保持者の中ではかなり若い年齢だと思っていますが(具体的な年齢は申し上げられませんが…笑)、周りの雰囲気や声としてよく感じられるのは、「漢字検定なんて取って何の意味があるの?ましてや1級なんて・・・。笑」という、恰も漢字検定の存在意義自体を否定するかのような、ある意味冷笑的な意見ばかりです。確かに、大方には漢検1級を目指す意義を感じにくいかもしれませんし、すべての人間に1級を目指せ、なんて、これもまたおかしな話です。ただ、それ以上に、「漢検なんて受けても意味がない」という極めて実益主義的な考えに多くの学生が陥ってしまっているのに私は失望しています。今、多くの生徒・学生(特に高校生や大学生)は英語を重視しますし、社会も高い英語運用能力を要求しがちです(現に私も最近はもっぱら英語の学習に時間を割いてしまいます…)。だからみな英検を受けるわけで、TOEFLやTOEICを受けるんだと思うんです。確かに英語学習は私たちがいそしむべき素晴らしい学習分野なのですが、ただ現実のところ、「日常生活において必要な漢字・語彙」を正しく表現できる日本人が今どれほどいるでしょうか???かりそめにも漢字は日本語であり、日常生活において欠かせない表現方式です。それを蔑ろにしているような風潮に、なんだか違和感を感じてしまいます。汚い表現ですが、ろくに漢字も書けないのに何を漢検を罵る権利があるのか、と思ってしまいます。。。
漢字検定に触れるだけで、日本語の表現の幅は本当に豊かになると思うし、多様な表現を持つというのは日常生活の様々な面で私たちに有益なものを齎してくれるものだと思うのですが、、、。ここにはあまり関心がないんでしょうか、人々の漢字への「ニーズ」が薄れているようで、それが書店での本の並びにも感じられます。圧倒的に漢検関連の書物が数年前より(明らかに)減りました。残念です。
1級を目指す方々も、おそらく大半が準1級をクリアした方々で、並大抵ではない努力を積み重ねてこられたはずです。そこから1級という、更に何倍も難しい級にトライするのは相当勇気のいることですが、そこにトライせず「準1級」で満足して終わってしまう、漢字から離れてしまう方々が増えているのも、どこかこの傾向に通ずるものがあるのではないでしょうか…。漢字に努力を注いできた方でさえ、漢検を通した「利益・実益」に目が行ってしまっている…。残念です。
私も長らく漢検から離れてしまっていますが、漢字とは恐らく生涯付き合っていくことだろうと思います。やはり面白いですし、生涯学習できる分野ですし、漢字を通していろんな文化歴史背景を学べますし…。このような、手近ながら奥深い学習分野はなかなかないと思います・
もっと漢字学習の重要性をより多くの方々に(特に学生たちに)認識・理解していただきたいものです。(学生の私が言うのもなんですが…)

長文乱文失礼いたしました(笑)。でも、どうしても言いたいことでして、この傾向が1級でも出ているんだなぁと思い、コメントさせていただきました。
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こんにちは (凜太郎)
2017-05-03 09:08:50
匿名希望 様

 5,6年前の取得でなおかつ今も学生でいらっしゃるということは、高校生の頃に1級に合格されたということでしょうか。素晴らしいですね。^^

 詳細なコメントをありがとうございました。漢字が「手近ながら奥深い学習分野」であるとのご指摘、まさに同感です。ただ一方で、漢検1級が平均的な日本人の日常生活にとってほぼ無縁(もっと言えば「無用」)のものであることもまた客観的事実でしょう。またそうであるからこそ、生涯学習の対象として年齢や職業などにかかわりなく楽しめるのだとも言えそうです。
 この記事で私が「危惧」と書いたのは、学習する側よりもそれを教育する側・学習環境を提供する側に少なからず疑問を感じているということでした。漢検1級が本当に「リピーターのためだけの試験」になりかけているのだとしたら、私を含むリピーターの存在そのものがその原因の一つであることは論を待たないことですけれども、あえてそれを一旦横に置かせていただくならば、漢検1級のここ数年の出題傾向や、余りにも極端な難易度のバラツキが本当にそれで良いのか、疑問に思っています。
 リピーターであることを継続し、それによって大いに楽しみを得ているのですから、そもそもこんなことを公開の場で言う資格はないのですけれど・・・(苦笑)
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漢字検定一級合格 (れんこん饅頭)
2017-07-01 15:00:17
はじめて ブログというものに コメントします

二級 準一級は 1回目の受験で 合格し
その翌年 漢字サポーターの募集があり
一期生では 不合格で 二期生で修了しました。
その当時一級合格を 目指しながらも、もう一歩努力が足りず、数点不足で不合格(泣)
受験し続けるモチベーションもなく、時々受験しました。 が 当然不合格。

と言うのも、努力不足も 否めませんが、
問題が難しい時とそうでない時と差があり過ぎるように思います。
全体的にも レベルを上げすぎてます。
本当にリピーターのためだけの問題内容としか思えないんです。
そのことを このブログで書いてくれていたので、投稿してみました。
ありがとうございましたm(_ _)m

なんというか、 素直な 健全な?
問題に 戻ってほしいです。
あの数点で 不合格になった時代の
出題が 懐かしいです(笑)
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難易度のバラツキ (凜太郎)
2017-07-01 20:58:17
れんこん饅頭 さま

初めまして。コメントありがとうございます。また、れんこん饅頭さまにとっての初コメントとのこと。それを拙ブログが頂戴できて光栄です。

それにしても漢検1級の難易度のバラツキ、何度か書いてますが、本当に不思議です。意図してやっているとしか思えませんが、なぜそんなことをするのか、まったく意味がわかりません。まあ、そういうことも含めて楽しめるかどうか。最近は、漢検1級とはそうしたものだと思うようにしています。(苦笑)

気が向かれた折には、またご来訪ください。よろしくお願いいたします。
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今日から がんばります (れんこん饅頭)
2017-07-02 09:09:37
お返事 ありがとうございます

初めての合格のために のページを
読みました。
完全征服から 頑張ります。
来年三月が タイムリミットなので
2回続けて受験してみようと 思います。
(今までは 年一回受けるかどうかのペースだったので)

合格できたら また投稿します。

ありがとうございました。
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一緒に合格を! (凜太郎)
2017-07-02 13:08:22
れんこん饅頭 さま

重ねてのコメントをありがとうございます。
私の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
ぜひ一緒に合格しましょう!

引き続きよろしくお願いします。
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