気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

カタログ燃費越えをした時のハイブリッド車のドライブ方法

2019-11-24 20:51:23 | 燃費

ようやく先日ヴィッツハイブリッドで、カタログ燃費越えを実現できました。

それまでの走り方が「トヨタのCVT車で燃費を伸ばす走り方」であった為、結果カタログ燃費に届かずじまい。

最初に代車で乗ったプリウスは、真冬で条件が悪かった事もあり、惨敗(^^;)

次に代車で乗ったアクアも、プリウスより陽気の良い11月ではありましたが、運転方法が上記の様に不適だった為、こちらも届かず。

代車でアクアが2回目の時、何となく「ハイブリッド車の特性の活かし方」がわかってきて、今回その走り方をヴィッツハイブリッドで試した結果が、カタログ燃費オーバーにつながりました。

結果がこの 63.7km 走行で カタログ34.4km/Lに対し 35.1km/L です。

 

では、具体的にどんな走り方をしたのか、を説明します。

HV車オーナーの皆さんに、参考になるところが有れば幸いですw

(結構長い記事になります)

 

1.モニター表示

このエネルギーモニター画面にします。

写真は車が止まっている時に写した為、エネルギーの動きがわかる矢印の表示はありませんが、バッテリーの容量が常に見えるようにしておきます。

燃費の表示は無くても良い。時々気にして見てはいます。

 

2.走行モード

ボタンで設定できるEVモードとかEcoモードとかは、今回使っていません。

(というか、自分の車で無いので「あっ、そう言えば有ったっけ?」という状態です(苦笑))

 

3.発進加速

EV状態で発進し、30km/hくらいまではそれを維持します。

但し、後続車がいるとこの発進加速は迷惑そのもの。

後続車がいる場合はエンジンがかかっても仕方ないと諦めましょう。

30km/h以上はアクセルを余分に踏み込んでエンジンを回し、バッテリーを充電させます。

そして、これからの道の状況に備え、色々変化させています。

 

4.平坦な道が続き、500m以上止まらないで済む場合。

速度が安定してから一瞬アクセルをオフにしてやると、EV状態になります。

60km/hくらいまでならEV走行してくれます。

次の減速でバッテリーの充電ができるので、バッテリー量が4割以上ならEV走行、それより下がったらエンジンを回して充電。

EV状態から軽くアクセルを踏み込むとエンジンがかかるので、その後は「充電優先」で回るように「速度が維持できるレベル」までアクセルを戻します。

(極力、エンジンを回す時は充電優先になるような道路状況のところで回します。平坦路や、1~2%の下り坂で回す。)

その繰り返しです。

バッテリー量の8割くらいに上がるまでは充電させて、バッテリー量が4割位になるまでEV状態で走る。

もう一つのポイントは、「速い速度で走っている時に、にエンジンを回す」と言う事。

「速い速度の時にエンジンを回す」というのは、「エンジンを回す時間が短くて済めば、燃料消費が減る」からです。

例えば、エンジンで消費する燃料が1分当たり50ccで40km/hで走っている場合と、同じ消費量で80km/hで走っている場合は、後者の方が半分の燃料消費で済むわけです。

80kmの距離を40km/hで走れば2時間かかりますが、80km/hで走れば1時間と、理論上は半分の時間で目的地に着いてしまいます。

つまり、同じ距離を走るのに時間当たりの燃料消費が同じであれば、「短時間で済めば済むほど好燃費になる」と言う事です。

 

5.上り坂

この車は50km/hで走ろうとすると、8%ぐらいの上り坂までエンジンを回して充電もしながら走ってしまいました。

だから、陸橋を登るくらいの上り坂では、バッテリーが減るより増えていってしまう。

その為、後続車がいない場合は、頂上手前であえてアクセルを戻してEV状態にして、速度が落ちてもバッテリーが半分くらいまで減るようにしました。

勿論、その後の下りでバッテリーの充電が見込まれる場合であり、下りが短い・または緩やかで充電が見込めない場合は、そのままアクセルを戻さずに走り切ります。

 

6.下り坂

アクセルオフで充電でき、かつ速度が落ちない場合はそのまま。

速度が落ちてしまう程緩やかな下り坂の場合(下り勾配1~2%程度)は、バッテリー残量を見て、半分以上有ればアクセルを軽く踏んでEV状態のまま速度を維持。

半分以下ならアクセルを踏み込んでエンジンを回し、速度を維持するとともに充電しながら走ります。

これも、下り坂の勾配の程度・下り坂の長さを見ながら調整して走ります。

 

7.市街地・渋滞等、低速走行時

最初の発進の項目でも書きましたが、発進後500mくらいの範囲で停止が見込まれる・もしくは低速走行が見込まれる場合は、後続車や道の状況を見ながら、基本EV走行させています。

(バッテリー残量が少ないと充電の為にエンジンを回してしまうため、「この後は低速走行区間が来るから」と道を先読みして、それ以前の走行でエンジンが軽負荷な状態でバッテリーを充電しておきます。)

また、信号が複数あれば、「目の前の信号が青になった場合、次の信号に着くころには何色になっているか?」を事前予測し、「止まる事がわかっているからゆっくり加速する」とか、エンジンを回してでも「速い加速をして青で通過する」とか判断しています。

せっかく2つ目の信号を青で通過しても、3つ目の信号が間に合わずに止められてしまったら、「無駄な加速」になってしまうので、「見える範囲で先読み」しています。

 

8.停止

停止見込み位置200m手前でアクセルオフ(許させる状況であれば、300m手前でオフ)

これは通常のガソリン車でも使えるやり方で、「アクセルオフした時の速度が速ければ速いほど・時間が長ければ長いほど、長い距離をフェールカットしてくれる」事になるのでエコドライブに有効。

但し、停止見込み位置に着く前に速度が落ちすぎて、再びアクセルを踏むような事が無いように、アクセルオフをする時の速度と距離をしっかり見極める必要が有ります。

経験上、我がヴォクシーの場合、平坦路60km/h走行時に200m手前でアクセルオフすると、停止直前の速度が10km/hまで落ちるので、ブレーキも軽く踏むだけで済む・ブレーキパッドの減りも少なくて済む・ゆっくり減速なので追突される危険も減る・燃費に良い、と良いづくし。

勿論、後続車には配慮して減速します。

 

9.コールドスタート時

概ね外気温15゚c以下(長袖で肌寒さを感じる気温)の場合、空調をオフにして走れば、走り出してから1分くらいでアイドリングストップをしてくれます。

寒さ次第ですが、「室温を維持するためだけにエンジンを回す」事を車にさせないのも、燃費を伸ばせます。

(因みに、今回のディーラーへの帰路は10゚cのコールドスタートだったので、空調をオフにして走り出しています。水温ランプが消えるまでは、空調を入れませんでした。)

 

10.巡航速度は50km/hを目安に

経験上、60km/hで走るより、50km/hで走る方が、燃費が良いです。

これは空気抵抗の影響かと。

 

11.坂の途中で停止する場合

途中に信号とか一時停止とかが有ると、どうしても止まらなくてはなりません。

上り坂では止まった後の発進がEVでできなかったり、仮にEVで発進できてもバッテリーの消費が大きかったり、良い事無し。

バッテリー残量が減ってしまっていた状態で停止してしまったら、エンジンのみで発進する事になります。

この場合は、坂の手前1kmくらいから、「速度が速い状態でエンジンを回し」充電優先。

下り坂は逆に、バッテリーが充電され易い状態で走っていて停止するから、今度は停車時の発電が回収できずに無駄になる事も起きてしまう。

こちらの場合は、坂の手前1kmくらいから、EV走行を多めにしてバッテリーを放電させています。

「道の先読み」がかなり重要です。

そして、全てのケースで言えますが、「極力完全停止しなくて済むように、事前に速度調整」しています。

勿論後続車がいる場合は、邪魔にならないように程度を考えてやっています。

 

ディーラーへの道は「慣れ親しんだ道」。

「どこに何が有る」というのがほとんど頭に入っているので、十分な「道の先読み」ができたからこそ出せた記録、と思いました。

初見の道では多分無理(汗)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヴィッツハイブリッドの燃費(... | トップ | 免許制度の在り方を見直すべ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

燃費」カテゴリの最新記事