よくよく聞くと、憲法9条を盾に、中国が日本を責めても無抵抗で居させるために、改憲に反対している、としか取れない。
昨年11月、共産党がこんな動画を上げていました。
憲法9条改定への危険な新局面 2021.11.18
今回のウクライナ侵攻ではっきりエセ平和論者とわかったので、「どうせ的外れな内容で、9条改正反対を言っているんだろう。」と見てみました。
(5分過ぎからは9条の話は出てこない様です。)
3:40くらいで、「自衛隊の海外での武器使用の制約を取り外してしまう、こんな改憲は日本国民は望んでいない」と言っています。ここまではまぁ良いよ。
多くの日本人は、日本の自衛隊員が血を流すのを望んでいないと、私も思う。
(但し憲法改定に「自衛隊を海外派兵型の軍隊に作り替える」と言うのは、別の機会で紹介するけど、福島さん同様ミスリードしようとしているだけの気がする。この記事の後半を読んでもらえばわかると思いますよ。)
問題は、4分より後。
「中国の間違った覇権主義的な行動については、国際法に基づいた外交的な批判で包囲する事が大事」って言っているだけ。
今回のウクライナの様に、外交解決できなかった場合についてどうするつもりなのか?
ウクライナも、「外交努力とロシアに対する国際包囲網」が有ったにもかかわらず、ロシアは侵攻したんですよ。
力でごり押ししてきた場合、どう対応すべきと考えているのだろうか?
そして、この後の発言がそれの回答なんだけど、かなりヤバイ。
聞いていると、中国が日本に侵攻して来ても反撃するなって言っているわけ。
「相手が軍事で来たら、こちらも軍事で構える。軍事対軍事の悪循環を作り出し、東アジアの平和と安定にとって、まさに重大な逆流を生み出す」って言っているわけ。
はぁ?
日本が中国から攻められていても、東アジアの平和と安定にとって、まさに重大な逆流を生み出すから、軍事で反撃するなって?
中国が侵攻してきた段階で、日本の平和はその時点で無くなるわけね。
ところが、それに日本が抵抗するのを止めろって言っている。
中国が攻めてきた場合、悪いのは中国でなく、反撃する日本だ。東アジアの為に日本は無抵抗で対応すべき。そう言っているわけ。違う?
つまり、日本は「東アジアの平和と安定の為に、黙って犠牲になれ」って言っているんですよねぇ、これ。
沖縄で基地反対運動を支援しているくせに、いざ中国が侵攻してきたら、沖縄県民の血が流れても構わない。って事?
東アジアの平和と安定の為に、日本は抵抗するな。(血を流せと言っていないが、結果的に日本人の血は流れるよ。)
凄い事を言っているよね。
これ、日本国民として、容認できない発言だと思いますよ。
憲法9条改定への危険な新局面?
私は、志位さんの考え方の方が、危険だと思うよ。