気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

モリゾウさん(豊田章男社長)、こんな苦労人だったのね(^^;)

2022-04-10 19:34:20 | 

前回、ニートを例に挙げた動画を取り上げたけど、じゃあ、トップに至った人はどうなんですか?

生まれた血筋で敷かれたレールを歩んできたのでしょうか?

 

今回取り上げる人物は、豊田章男社長。

トヨタ自動車社長就任後に、TVで取り上げられた様々なトラブルを乗り切ってこられた人物。

凡人にはとても真似ができないサラブレッド、という印象を持っていた。

 

個人的には、気さくな印象を受ける豊田社長。→ 過去ログ

彼が社長に就任した後で、私もこんな記事をアップしていた。 → お客様目線

この後、彼が「レーシングドライバー モリゾウ」として、Gazooブログの記事を上げていた人物とわかり、一気に親近感が増したのでした(苦笑)

(知らなかったとはいえ、時々お邪魔して記事を読んでいた経緯が有るからですw)

 

最初は「エリートの御曹司」が、「才能を見込まれ、トヨタの苦境の立て直しの為に社長になった」と思ってました。

就任後、プリウスのブレーキ問題の対応や、師匠のご不幸(確かこの頃、モリゾウさん=豊田社長と理解した気がした)、東日本大震災の復旧対応等、多数の問題に直面してそれを乗り越えた姿は「さすが日本のトップ企業の社長! 資質を見込まれてトップになったんだな!」と、思わせるには十分w

言うなれば、才能が有るがゆえにエリート街道という敷かれた線路を歩んできた人 と言うのが、今までの認識でした。

(でも、モリゾウさんだからね。雲の上の人と言う感じはしなかったですねw)

 

ところが、この動画を見つけて、章男社長がどんな経緯で今の地位になったかを知って、驚いた!

社長就任は、当時のトヨタ経営陣が、御曹司の章男氏を社長にして赤字の責任をなすり付け、その責任を取らせて退任させるつもりだった、という。(マジっすか!?) 

良かったらじっくり見てください。

 

変態パワーでトヨタを変えてしまったヤバい男の物語。〜豊田章男〜【ゆっくり解説】

 

【後半】変態パワーでトヨタを変えてしまったヤバい男の物語。〜豊田章男〜【ゆっくり解説】

 

血筋ゆえに周囲から特別な目で見られ、不遇が有ったという事も良くわかる。

そして、最初からエリートでは無く、ペーペーからスタートしているという事も。

「一般社員」と接してくれた上司が居なければ、今の彼は無かっただろうと思う。(だからロイヤルニートがあ~なったんですね)

 

また、豊田社長に共感できる理由が良くわかった。

私も立場こそ違え「現場第一主義」を叩きこまれ、「現場を知らずして良いものは作れない。」と言うのがモットー。

現場を理解しようとしない者がトップで、それが現場に直接口出す様になっては、会社は悪い方向に進む。(実際その弊害も経験している)

仮に、現場が理解できない畑違いの人がトップなら、現場を理解できる信頼できる人間を抜擢し、彼らに自由にやらせる(責任は抜擢したトップが負う)、と言うのも有りだと思う。

理解できないトップが直接口出しすると、現場は混乱し悪い方向に転がる って言うのが我が社の過去の悪例だから・・・。

 

因みに、知らない人に説明すると、ここで出てきた「生産管理部門」って製造会社の重要な部門の一つ。

車の部品って1台につき数が100万個以上かな? それらが「当日組み立てる台数」分、組み立てる前に揃ってなければいけないわけ。

例えば、エンジンならエンジンと言う形にして組み立てが終わってなければいけない。

すると、ピストンは何日前に、クランクシャフトは何日前に・・・って逆算して、社内でピストンを作っているのであれば、その材料も「いつ加工するからその何日前に入れて」・・・、って計画を立てて、その通りに物が入って組み立てに回る様に調整をやるところ。

その日の生産数通りに車が組み立てられたか、というチェックもやり、足らなかったら翌日にその分を増やして・・・と言う様な調整までやるわけ。

かなり責任重大な職場です。

 

この時、どんな事情が有ったのかはわからないけど、必要な部品が予定通り入らなかった、って事なんだろうね。

 

でも、この時から彼の問題解決能力が培われたんだろうと感じる。

社長就任以前に直面した様々な壁を乗りこえて来たからこそ、就任直後の危機も乗り切れたんだと思うよ。

(因みに、震災の時の復旧、我が社も親会社の要請で助っ人に行ってましたね。思わぬところで繋がっていましたw)

 

エリート街道を歩んできた人では無く、実績を積み上げてきた苦労人、と言う方が正しいと思える。

この動画を見て、益々気に入ってしまいましたw

因みに、今彼はAmebaで「社長日記」やってますね。

 

 

いかがですか?

彼の場合、才能も有ったと思いますが、自ら経験したうえで危機管理能力を学んだ、と言えると思います。

誰もがトップになる資質が有るとは言えないと思いますが、最初から「自分には才能が無い」と諦めてしまったら、開花する才能もつぼみのままでしょう。

それに、生まれた血筋が良くてもそれに甘んじて、ロイヤルニートをやってしまい税金を無駄遣いする人もいますからね。

(親が一番責任重大だが)周囲の扱い方も間違っていた、と言えそう。

 

余談だけど、私も4社目(笑)

やはり、入社しても肌が合わないとか、転勤とか、会社が身売りされたとかで、有るわけよ。

40過ぎているから、定年後の生活を見据えて今の預金と収支を考えれば、「体を壊さない程度の社畜生活」で行けた方が良いかなって感じで続けてます(苦笑)

40になる前で独身なら、5回くらい転職して肌に合う会社や職種を見つけるのも有り、そう思いますよw

コメント
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