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今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

桜飯が蛸飯になってしまった

2021年06月06日 | 今日の料理
本当は江戸時代の桜飯を作ろうと思ったのだけれど・・・
静岡では醤油とかで炊く鉄火飯や茶飯みたいなのを桜飯というらしく、
江戸料理では蛸を入れて
炊き込む
煮た蛸(「桜煮」又は「江戸煮」)を混ぜる。(「名飯部類」・「素人包丁」)
茹でた蛸をご飯に乗せ、澄まし汁をかけ一味をふる(「名飯部類」・「素人包丁」・「料理早指南」)
番茶で炊く
等の料理方法がある。
(本山荻舟が記した『飲食事典』には江戸方面は蛸無しが殆どだったらしい)

とりあえず加熱された蛸が手に入ったので

煮る方法を選択してみようかな・・・
出汁が無いので本出汁の素

酒と

私にしては珍しく砂糖(でも少々、ご飯が甘いのに砂糖や味醂で甘くすると、倍ドン更に倍の原〇さんに1000点になってしまうので、少な目に!!)
と醤油。

サッと煮ればよかったのだけれど、ちょっと目を離した隙に味が濃くなって又、味を調整をしていたら(煮過ぎて)色が抜けてきてしまった・・・
※サッと煮て煮汁に漬けておけば色が抜け出なかったんだなー

翌日濾して

蛸が出汁を吸ったのか冷蔵庫の中で乾燥したのか出汁が減っていたので水を煮足し
こういうものは少し多めに作るモノだな・・・だから甘味は入れたくない、甘味を入れなければ「より」別の事に汎用し易い)冷まし

米を研いで1時間。

煮汁で炊いて

炊き上がりに混ぜ込んで蒸らす

桜飯ではなく蛸飯になってしまったな・・・
まぁ、味はそんなには変わらないのだろうけれど・・・

でも美味しかったなー

桜飯は蛸の身の白い部分を残して表皮の赤で桜を表現するモノなんだよなー

多分、恐らくだけれど、煮過ぎたんだと思う。
どれを観ても「サッと」って書かれていたから・・・

モノによっては蛸が多少赤くても桜飯として通じるようだが
いつかREVENGEをしよう・・・



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