今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ローストチキン

2011年12月24日 | 今日の料理
最近、鶏を捌く練習をしていたので、
小さい鶏が1羽余っていて、じゃあ、鶏のお腹に何か詰め込んで(スタッフィングという)、ローストチキンを作ってみようと思った。
普通スタッフィングには、リゾットなどのお米やジャガイモにハーブを混ぜたものを詰めるようだが、自分らしいものを創りたいなと頭の中で何がチキンに合う食材だろうなと想像して、今年は鹿児島へも行ってサツマイモについて少しハマっていたし、以前何かの本で鶏肉とサツマイモを一緒に料理してある写真を見たことがあったので、サツマイモを合わせて、本当にチキンにサツマイモが合うのか実証をしてみた。
(頭の中では、合うことは間違いないのだが)

そのままだと、サツマイモのボソボソ感がメインの肉と混ざらないし、肉の旨味も弾いてしまうと考えて、サツマイモはマッシュにしてみることにした。

↑これを羽(手羽先の部分)を折ったチキンに詰めて(ついでにヒヨコ豆も詰めてみた、洒落で)、

下の鉄板には野菜を敷き、チキンの落ちた油で野菜が凄まじく美味しくローストされる。


チキン足の部分をたこ糸で縛り、鉄串で蓋をして、オーブンへ入れる。


200度で1時間ぐらい焼く。(うちのオーブンはパワーがないからもう少し焼けば良かったかな?)
焼いている間に、付け合せのマッシュポテトを作り、1時間後完成↓


下の鉄板の野菜の部分を取り出してグレイビーソースを作る。
*今回、今まで作った中で一番上手にグレイビーソースを作る事が出来た。
(ロンドンへ行った時にグレイビーソースの味を覚えてしまえば良かったなあー)

ホワイトミート(胸肉)とブラウンミート(モモ肉)を切り分ける。

やはり、淡白な胸肉には、甘~いコクのあるサツマイモは合う様な気がする。料理はバランスが大事な気がする。
コクのある濃厚なブラウンミート(モモ肉)には、サツマイモの濃さ強さがぶつかる気がする。なので、ブラウンミートは、マッシュポテトと別皿へ盛る事にした。どこかのローストビーフ屋さんみたいに、マッシュポテトで、ダムを作り、その中にグレイビーソースを入れる。

やっぱグレイビーソースはうめぇー。
肉はもう少し焼き色をつければ良かったね。