1945 昨日も書いたが、違う仕事を同じ会社のほとんど同じ場所で仕事をする事には無理がある。人、特に高給取りが多い、管理職が多い事務所内の人の仕事の能力と配分をどうするか、大きな問題だ。利益を出したいというなら、深刻な問題になりかねない。
押出しの仕事を知っている人はいないわけで、知らない人に押出しの仕事をしてもらうのに、彼等に配分する以前にこちらから、彼らを使わなければならない補助を頂きたいくらいで、彼らを通さなければならない手配などは、こちらの負担が多い、遅れや間違いなどを、想定して仕事を任せなければならない。そして、彼等にとっては、余計な仕事になるので、本当はやりたくない、今までの仕事で、今までの給料を受け取っていたのだから、違う畑の仕事もする負担を増やしたところで給料が上がるわけでもない。迷惑な話だと思われるのも理解できる。
ということで、私の技術を借りたいというインドンシア人が会社にみえて、押出成形に関して、その人と、私と営業や事務関係の仕事が得意な青年と私が場所を借りているこの会社の社長さんと、四人で話合った。概ねの方向はできあがったようです。私は、あくまでも、テクニカルアドバイザーとして仕事をしたい、投資はしない、よって、経営に参加しないし、利益配分を受けないし、損益に関して責任はない、という立場でいけるようになると思っている。そもそも、私がインドネシアに来た理由は、インドンネシアの若者に私の技術を伝えることであって、その場所を借りて、教えるための仕事を獲得する必要は当然,ある。だから、仕事を引き受ける、それが、本来の目的ではないが、会社の利益にもなる。そういう、構図です。今後、そうなればいいなと思う。
インドネシアには、押出関係の仕事で現在,輸入している製品に関し、“これはできますか、出来るなら見積を出してください”といわれて、たまたま、本社でやっているものを除けば、対応できる日本人はいない。今だに、私だけです。異論があるでしょうか。押出成形用の樹脂について語れる日本人も私しかいないはずです。プラスチック原料を扱っている商社の人も語れる人はいません。使用箇所の条件により、樹脂を提案したり、価格との兼ね合いなどを提案できる人もいません。
ある会社、私が作った装置、成型ラインで、一応、大過なく、経営されている。その会社のどなたが決断したのでしょうか。新しい二色成型品の受注をした。それを作るための装置に数百万円投資し、試作を始めたのが、半年前、未だに成功の見通しが立っていない、kg600円ほどする原料を2トン使ってしまった。二色なのでリサイクルが利かない。その仕事を任せられているのが私のK社時代の教え子二人だ。その会社生え抜きの工場長(この会社の仕事の大部分を彼に教えた)は、逃げてしまって、手を出さないという。不思議なのは、その出来るという装置を誰が発注したのか、ということです。発注した人間と装置を作った装置会社の人間が、試作に登場しないのが変!!本社の日本人の技術者も登場しないという。その会社に日本人が二人いるが、二人とも、何もできないということは、知っている。私の教え子がたまりかねて、私にどうしたらいいか聞きにきた、実際に見ていないので、何もアドバイスはできない。それに、アドバイスしても、その人たちに私のような腕がないのだから、その通りにはできない。いったいどうするのでしょうか。客先をいつまで待たせるのでしょうか。客先は何も催促をしないのでしょうか、どこかほかで作って輸入しているから、出来たら買うし、出来なければそれでもいいと思っているのでしょうか。
私の予想では、その会社の営業担当者が、今に、私に投げかけてくる。
昨日のジャカルタからの帰りです。 この車の運転手、外国人の高齢者なのに、有料道路の大部分、路肩しか走らない。目の前にパトカーがいる。小型トラックの運転手が、自分の車に戻るところだった。前方確認、後方もルームミラーで常に確認が必要です。路肩に割り込んでくる車もあるので油断ならない。
技術移転 新規獲得 難解仕事
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