南の島の土着民風自由人

自分の生活、計画し実行してきましたが、病気や人間関係など思いがけない障害に遭遇しました。

(^_-)-☆一瞬の判断

2016-06-29 22:33:47 | 行動

 2721 車のシート背の中に入るサスペンダーコード?というバンド?の見積もり依頼を受けてから、インドネシアにまだないと聞かされ、メイドインインドネシアと考えて、先ず、不織布nonwovenのテープを探した。何社か当たって、10日以上過ぎて、やっと、タンゲランの会社から、似たようなサンプルが届けられた。そこで、幅を指定し、見積もりを出してもらうことにした。まだ、まだ、先の話である。とうのは、テープを手に入れたあと、金型作りをする。定尺カットや穴あけ用のプレス機、そして、プレス金型各種を作る。それぞれに投資が必要だし、独立した工程になるので、そこで、人が張り付くことになる。投資は多額になるし、加工費も高くなる。見積もりを高めに出すしかない。品質管理も大変だ。それでも、やってみょうと思ったのは、インドネシアではまだない、というのが前提だった。

 

 ところが、である。一瞬にして、止めた。インドネシアには主要自動車シート日系メーカーが三社あるが、日本の車シートメーカーが、デルタ シリコン6に新たに進出してきたばかり、という情報を得た。ネットでチェックしたら、確かに、有った。しかし、電話番号がない。メールアドレスもない。そこで、飛び込みで、行ってみた。デスタマスやチバトゥトリップチカランを結ぶ一般道沿いにあるJapanese Centreという塀で囲われた場所で、ゲートの前に入居企業の名前が10社以上、小さな字で書かれていた。近付いて見る気がしない。セキュリティーに直接聞いてみた。こういう名前の会社はあるかと。“有るよ“だった。アポなしなので、誰に会うかは言えないが、とにかく、訪問したいと頼んで、入れてもらった。場所はゲートから左方向、100mくらいの右に見えると、あそこだよと、教えてもらった。行ってみると、シャッターが開けられていて、そう広くない工場内が一瞬にして、見渡せた。責任者の日本人らしき人が、日本人来客と話をしていた。

 

 暫く待って、客がいなくなったので、入って行って、突然の訪問の事情を話し始めて、事務所に通された。サンプルを持って行ったので、それを、見せながら、これを、作られていますねと、確認した。先ほど外から見た装置で明らかにそれを作っていることを確認したからでした。そうです。ダイハツ用に作り出したばかりです、という。なら、F社向けですね。そうです。という会話が続く。ここまで、話をして、先ほど一瞬だが眺めた。その製造装置、全長15mくらい、向こうの端に押出機がある、その横に、巻き戻しのロールが2つあり、寸法を安定させるための長めの層、引取機、たるませた後、プレス装置、そして、定尺にカットされた製品がベルトの上に落とされていて、作業員が、それを、取り上げ、箱に並べていた。全自動である。そのためだけの装置だが、完成装置だ。一瞬にして、私が今更、手掛けるべきではないと、判断した。

 

 そこで、私に依頼してきた会社を紹介して、早いうちに行った方が良いですよと伝えた。依頼してくれた会社にも伝えた。この仕事との関わりは一瞬にして終った。

 

 見積もりを頼んだ会社には悪かったと思うが、一応、後に、このサスペンダーコードの会社を紹介し、不織布を提供できる機会を作ってあげようと思う。

 

 ところで、私がここのゲートから出ようとして、閉ざされたゲートの前に止まって、車から降りようとした時、ゲートの前に止まっていた数台の高級車が、ゲートが開けられると同時に、列をなして入ってきた。ドライバーが降りてきて、ポスに入場の申請をする。セキュリティーは終始ペコペコしている。車の中に座っている人は見えない、インドネシアの高級車はすべて中が見えない。普通車もほとんど仲が見えない。私はその様子を立って眺めていた。向こうからは私は丸見えに見えているはず。そして、私の前から、奥のオフィスの方に向けて行って、見えなくなった。 私は、入場カードを返しに、ポスに向かい、渡したSIMを受け取った。セキュリティーの態度が全然違う。緊張感が全くない。友達同士の話し方だ。私のような日本人に会うと、ほっとするのでしょう。

 それにしても、日本人の訪問は、ここにとっては、VIP級なのでしょう。そして、訪れる日本人も、その気なのでしょうね。なにか、変だと思う。違和感。

 

 ドリアン、実に美味しい、口の中でとろける。食感と香りが顔の周りに残る。直ぐに、飲み物を飲む気がしない、しばらく、そのままにしておきたい。匂いが残る種だけが乗っているトレイはそのまま、近くに置いておく。

 そして、味も匂いも違うが、子供のころ、私だけしか食べることができなかった。ポポー、ポーポーという果物のことを思い出す。私が大学に行くために家から離れた年に、その木は、切られてしまった。そして、40歳代だったと思うが、飛騨高山の朝市で偶然出会って、食べた。美味しかった。それ以来、お目にかかっていない。また、いつか、日本に帰った時にネットでチェックして、手に入れることが出来たら、庭に植えてみたいと思う。

止めた 日本センター デルタ シリコン

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