1887 日本にいる、静岡にいる、丸子にいる。三カ月ぶりの日本である。孫が日本にいるので、春休み、多分、一緒に遊ぶ時間が多くなるでしょうが、桜の下になると思うが、ゴルフも三回セットされている。
もう一つ、不良原因をあげて置く、製品検査は、寸法に関して公差内に入っているかどうかをチェックすることが主になるでしょう、そして、外観については最後の欄にOKかNGと書くか、丸印を書く、検査員の主観に依る判断になる。
外観の問題、色、艶、透明度、ビビリ、波、しわ、凸凹、筋、異物、変色(筋、部分、全体、焼け、分解)、傷などなど、在り、なしで判定するにしても、程度で判定するかにしても、完全に主観的な判断になり、微妙なところでは、検査する人に依って大いに差が出る。
機能的には全く問題ないこの点について、日本人、日本企業はこの点に大いに煩い、良いじゃないの?と、思うし、いい加減にしてよと思うが、拘りは、半端じゃない人が多い。
押出製品の外観に関して、不良種類、要素、原因、対策、後処理などを書きだせば、十分、一冊の本になる。
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原因は温度条件、金型の形状、金型の材質、手入れ具合、原料などなどだが、ここでは、カサカサとかビビリなどと表現する荒れに関して書いてみる。金型と製品の間で滑りが悪いからです。口金付近の温度をある程度上げて、出てくる樹脂の表面は、艶消しではなく、艶がある状態が条件の時、冷却金型に溶融、半溶融の樹脂がぺたぺたくっ付いてしまって、ビビリになるのです。その原因は、金型の滑りが悪いから、此処まではいい、では、滑りを良くするにはどうしたらいい?出来るだけ、磨きあげて、ツルツルにする。それでも、治らなければ、もっとツルツルにする、でも、治らない。そうです、表面を荒らすのです。細かいしぼのように荒らすのです。粒の大きなサンドブラストで荒らすのです。思いもかけないほど艶のある綺麗な製品が出来ます。引取方向の筋など全くありません。滑りを良くするには接触面を減らす、ということは常識だが、金型の表面を荒らすなど考える人はいない。金型に筋を付けて荒らすなら、直角方向に筋を付けるのです。目が粗いサンドぺーパーで荒らすなら、やはり横方法に掛けなければなりません。とにかく冷却金型の表面を艶が無いようにすれば、製品の艶は良くなるのです。
ゴルフ場の朝の風景、雨季が間のなく終わるころの朝は、靄が掛かる日が多い、彼女たちは朝ごはん(sarapan pagi)を食べてこないので、コースの途中の売店で買って食べる、もぐもぐ、食べながら、仕事をする。
筋 ツヤ 荒れ