新顔です。
(大袈裟ですが、、、日本初登場。)
西シチリアのトラパニ県、サンタ ニンファにあるフェッレーリ エ ビアンコ社のセッテ(setteとは7の意味です)シリーズの赤、ネロ ダヴォラ。
この新しいシリーズ、セッテ シリーズは白2銘柄、赤1銘柄です。
キャンチコピーです。
おさえられた酸味と程好いミディアム ボディの柔らかい飲み口。濃縮された果実味は強すぎずバランスの良い飲みやすい仕上がり。
長いですけどコメントです。
濃い紫色系の赤。スパイシーな香りと優しいタンニンに包まれたコクのある柔らかい飲み口が特長。NERO D'AVOLA。アヴォラの黒。アヴォラはシチリア南東の村の名前でネロ ダヴォラ種の原産地と言われている場所。別称はカラブレーゼ。しかし、カラブリア産ネロ ダヴォラに比較しシチリア産の方が断然認知度が高い。 フェッレーリ エ ビンアコ社のセッテ ヴィーニェ (SETTE VIGNE)シリーズ。 畑はワイナリー所在地、西シチリアのトラパニ、サンタ ニンファ。 シチリアのブドウの持つ本来の強い味わい、個性をストレートに表現する為に、ステンレスタンクだけで仕上げられたシリーズです。 現在は白2銘柄(グリッロ・カタラット)と赤1銘柄(ネロ ダヴォラ)の3銘柄で構成。 因みに畑を厳選し小樽を使って仕上げたフェッレーリ(FERRERI)シリーズもあります。 :::::::エピソード::::::: 最初にセッテ シリーズを試飲して6年経過してからの輸入となっています。価格が下だと言っても、全体に薄い味わいと酸味が際立つ印象は、フェッレーリ シリーズとの”味の差”に、とても大きな隔たりを感じさせました。 現在、当時とはすっかり様変わりした上質な味わいを醸し出すようになった理由は、やはりブドウ自体が変わったこと。 具体的にはセッテ ヴィーニェ シリーズに用いられたブドウの木が、太くなったこと、即ち年を重ねることにより実るブドウが格段に美味しくなったことにあります。 同社が「ブドウ本来の味を表現するためにステンレスタンクだけで仕上げるセッテ シリーズ」という考え方が、やっと実を結んできた感があります。 セッテはイタリア語で”7”、ヴィーニェはブドウ畑。 彼らの所有する畑は、ワイナリーのあるサンタ ニンファを中心に7つの場所にあります。 ”サリネッラ” 海抜290m 南西向き5ha 粘土質と砂質 / ”ブトゥッロ” 海抜225m 北西向き5ha 粘土質と石灰質 / ”ベーシ” 海抜250m 北西向き5ha 粘土質と砂質 / ”カルピタ” 海抜509m 南向き3ha 泥質と石灰質 / ”スカルダート” 海抜250m 西向き3ha 泥質と粘土質 / ”カルヴィアーノ” 海抜200m 南向き6ha 石灰質 / そして”フォッサ ディ ネーヴェ”。