娘と管釣り

北海道発 親バカ釣り師の日記

健康作り&歩き渓流釣りトレーニングでのラーメン(北海道日高)

2020-02-15 | 川釣り


 20172018年と、旧友とともに廃道歩き渓流釣りを実践した。その結果、歩きを中心とした体力づくりが欠かせない事を実感し、余暇や昼休みを利用してウォーキングを続けている。2019年春頃からは、時間の有効活用のため、ウエストバッグやリュックのウエストベルト等に取り付けたホルダーに弁当やみそ汁マグ、カトラリーを入れて、歩きながらの昼食が習慣化した。写真のウエストバッグにつけてあるホルダーには、左から順にみそ汁マグ、外したキャップ類やゴミ、カトラリーなどを一時的に入れておく小さなポリ袋、550ml円筒形縦型のシール容器(弁当本体)と底部に260ml円筒形シール容器(デザート用)、カトラリー・薬等をまとめたネットケース、などが収めてある。ウエストバッグ本体には、タオル、エチケットセット、必要に応じて着替えと雨具、蜂等の毒吸出しキットなどが入る。
 今冬は雪は少ないが、寒さは厳しい。特に風もある日など、歩き始めから数分で弁当のご飯はあっという間に冷たく硬くなってしまい、その後熱々の味噌汁を飲むのだが、最後の缶詰ミカンのデザートがまた余計に冷たい。
 ある寒い日「たまに歩きながら熱々のラーメンでもすすりたいなあ」と思った。すぐに思いつくのは「日清カップヌードル」のような持ちやすい縦長のカップ麺。しかし腰に付けているナルゲンの1Lボトルホルダーにはうまく入らないし、紙の蓋もしっかり閉まらないから、いったん食べながら歩いてしまうと、容器の持ち手になる左手は完全に塞がってしまう。途中でおにぎりを頬張りたい時も難儀するだろう。

 そこで、昨年夏に買ったロゴスの「氷点下キープシリンダー」があったのを思い出した。高性能断熱ボトルである。これであれば、ナルゲンの1Lボトルホルダーに収まる。容量は600ml、実用の深さは16cmほどであり、市販の棒ラーメンの18cmより少し浅い程度。棒ラーメンは湯に入れるとすぐに柔らかくなるからと、試しに自宅で氷点下キープシリンダーに麺とスープ(しかも試したのは液体スープの製品である)、熱湯を少なめの400mlほど入れた。キャップを軽く乗せて数十秒後に箸で麺をかき回すと、見事に麺の上端はボトルの中で曲がっていった。そこでキャップを閉め、お湯を入れてから約3分後、恐る恐る箸を入れてみると、ラーメンは見事に出来上がっていた。麺同士がくっついているところもあったので、この3分の間に、もう一度くらいかき混ぜても良いかも知れない。高い断熱効果のためか、スープは熱々過ぎて飲めないくらい。粉末スープでなく、液体スープを最初に入れたにも関わらず麺はうまい具合に茹で上がっている。注意点は、このボトルのキャップは熱い物を入れた場合、時間が経つと開けづらくなる。あまりきつく閉めず、歩いている最中にスープが漏れない程度で良いと思う。また素手や滑りやすい手袋だと、私の握力ではキャップの開栓は難しい。
 さて氷点下キープシリンダーを使えば、棒ラーメンを鍋や火を使わずに調理できることが分かった。重要な懸案事項は、どんなカトラリーで食べるか、ということである。全体の深さが20cmほどあるので、使えそうな市販のフォークはなさそうだ。私は円筒形縦長弁当を食べながら歩く際、転倒時の安全性を考慮して箸ではなく、牛丼屋にあるような細長いスプーンを使っている。スプーンの落下防止のため、柄に穴を開けてストラップを通し、袖口等にクリップ止めしている。

 ホームセンターや百均を物色すると、先端がシリコンで柔らかく、しかも食べ物が滑りにくい溝まで切ってある菜箸を発見した。柄の先端は味見用?の小さなスプーンやフォークになっている。さっそく2膳購入、同時に落下防止のスプリングストラップも購入。自宅で棒ラーメンを試食してみると、かなり食べやすい。ただ、いくつかの加工は必要だ。先端のシリコン部分は指で1~2cmは曲がるくらいの弾力がある。


 加工のために、ドリル、小さな鋸(手近にあるビクトリノックスのナイフに付属の物)、紙やすり、ナイロンコード(3mm)などを準備し、早朝から作業開始。まずはスプーンとフォーク部分を切断し、切り口は紙やすりで処理。そして試しにドリルでスプーンとフォーク側の棒に穴を開けてみる。ドリルの刃がずれないよう、布ガムテープを巻き油性ペンで印をつけてである。結果、3mmの穴を開けると、ひび割れする可能性があることが判明。そこで穴は2mm、スプリングストラップの細い紐を直接通した。箸の柄の間隔は、ラーメンを食べるには不都合はないようだ。袖口にスプリングストラップのクリップを付けてもちょうど邪魔にもならない長さ。箸全体の長さは24cmと、自分が普段使っている22cmの箸より少し長いだけだが、結構持ちやすく、足場の良い道路を選んで歩いて食べるならば、安全な箸だろう。
 もし現場でスープが熱すぎて飲めないならば、ラーメン完成後、具に何か冷たい物(煮卵、メンマなど)を追加しても良さそうだ。歩きながらだと手間が倍になるけれど。

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