娘と管釣り

北海道発 親バカ釣り師の日記

昨年に続いて今年も、林道歩き渓流釣り(北海道南西部)

2018-06-29 | 川釣り


 昨年に続いて、今年も旧友と北海道南西部の渓に向かった。約四十年前の中学生時代、この友とフレームパックを背負って源流をつめ、テント泊した。重たく、雨漏りする帆布のツェルトだった。この林道は確か二十年以上も前に閉鎖され、昨夏の日帰り行では廃道の草木や倒木、湿地とガレ場が行く手を阻み、源流を充分に釣ることができなかった。
 そのため今夏は入念に準備し、登山をする知人からも助言を得て、奥で1泊の予定を組んだ。
 前夜は駐車場泊し、翌早朝5時半に林道に入る。事前確認では、特に入林の申請や許可は必要ないとのこと。私は朝露と藪漕ぎに備え、カッパズボンに沢登り用スパッツを着ける。

 左のザックが私の二十年物のロウアルパイン、シロッコ60+15リットル。久しぶりに出してみたら、裏地のポリウレタンコーティングが劣化していて、急きょ、重曹水に浸けてコーティングを剥がした。表面にはニクワックススプレーをたっぷりとかけたが、主だった荷物は防水袋に入れた。フライのパックロッドとラニヤードに厳選した釣り用具、沢登りシューズ、野営装備、食料、飲料水3リットルほど、酒無しで約18kgである。あらかじめ練習はしていたが、結構な負担だ。旧友のザックもそのくらいの重さ。

 昨夏一度歩いているので、気持ちは楽ではある。藪もガレ場も湿地も想定内なのだ。
 昨夏釣りをした9km地点の橋に午前9時到着。食料と釣り具、熊対策など緊急・重要品などを除いたザックをテントボトムシートで包んでロープでぐるぐる巻きにしてデポする。そして折り畳み式デイパックを背負う。
 ここから約1.5km、林道崩壊地点は川を渡渉して迂回し、源流の二股に午前11時到着。

 ふたりでフライを振るが、なぜか魚が出ない。ドライからニンフに替えても同じ。水がやや多いが、水はそれほど冷たくはない。魚影も見えない。

 結局、1時間くらい釣りをして何も反応はなく、荷物をデポした地点に戻る。途中、いかにも魚がいそうな淵で友がルアーを引くが、魚の反応はない。


 午後1時台にデポ地点つまり林道9km地点に戻り、荷物が無事なのを確認し、釣りを再開。私のエルクヘアカディスに河川残留型アメマス1尾、友のドライにヤマメ1尾。まだ新仔ヤマメが釣れるサイズになっていないのはわかるが、それにしても越年物の魚も昨夏よりずいぶん少ない。昨夏はお盆、今夏は6月末、結局のところ、釣果の違いはこの時期の違いによるものなのだろうか。

 廃道上、いくらかでも草や水気が少なく平らな場所に、これまた二十年物のゴアライト3-4を張る。今宵の寝床だ。

 河原に降りてゆうげ。友は懐かしいスベア123でレトルトご飯。私はスベアの予備にと持ってきた、エスビットポケットストーブにタブレット、メスティンで棒ラーメンと魚肉ソーセージ。友のお湯で食器をしっかりと洗って夕食終了。
 酒無し、静かな夜、友とテントの中で語り合い、午後7時就寝。

 翌朝は3時行動開始、4時出発、朝7時半に林道入口に戻ってきた。
 魚はとても少なかったが、心地よい疲労感と充実感、達成感が残った。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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頑張りましたね (ノー天気)
2018-06-30 16:28:55
たまには体をいじめるのもいいものですね。生命力が沸き返ってきます。ヒグマは怖くないのですか?
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熊対策は必須ですね (とーちゃん)
2018-06-30 18:59:06
ノー天気さん
コメントありがとうございます。
熊鈴、笛、スプレーは持ちましたし、荷物のデポも細心の注意を払いました。幸い、今回は熊の気配はなかったです。
山で酒を控えたのも、安心料でした。荷物も軽くしたかったですし。
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