先日見つけた「カティラナ パフ」(ナイロン100%)という毛糸で、バニーリーチ風のリーチフライを巻いてみた。この毛糸、軸糸から1列に2cmほどの毛足が伸びている。
いつもバニーリーチに使っているTMC 5263という、3XL、#10のフックの背中側に0.035インチのレッドワイヤー5cmほどを折り重ねて巻き止めて、ヘッドセメントで固める。おもりを背中側に仕込むのはキールタイプとするためだ。そしてエボレスフライを巻く要領で、軸糸がねじれないように、そして、軸糸から生える毛を軸糸で巻き込まないよう注意して、この毛糸をフックシャンクに密に巻く。巻いた後、毛をニードルで丹念につつき出し、小さな櫛で仕上げる。
※キールタイプとする理由は、このフライを引っ張りではなく落とし込みの釣りで使うためであり、フライが沈降中にファーがなびいてもフックが見えにくい効果を狙っている。またキールタイプのほうが落とし込み中のアワセで針掛かりが良く、上あごにしっかり刺さるように思う。
掌の指先側が通常のラビットゾンカーテープで巻いたバニーリーチ、下が毛糸で巻いたリーチフライである。濡れた状態では、ラビットファーより硬い印象で、水中ではあたかも巨大なエッグフライのようだ。こげ茶の他に、黒も巻いてみた。
FA尻別川さんで30尾ほど釣った印象。ラビットファーより毛が硬いので、バニーリーチと同じような毛のボリュームだとフックが口に深く刺さり込まないため、フックが伸びたり、バレたりすることが多いのではないかと思う。毛糸をあまり密に巻かないほうが釣りやすいかも知れない。
また、バニーリーチでもファーの張り(硬さ)の違いが釣果に影響するようなシビアな状況では、この毛糸のリーチの効果は未知数である。色、サイズ、巻き方、沈下速度、など今後いろいろ試してみたいと思う。
※すでに似たマテリアルや、似たフライパターンが存在していたら、ご容赦いただきたい。私の情報収集不足である。
11月25日、3週間ぶりに「Fishing Area 尻別川」さんに向かう。美笛峠から羊蹄山麓は積雪。朝9時到着。すでに、むらぴーさん、おーちゃんさん、他にルアーマン1名が竿を振っていて、結構釣れている様子。
娘のタックルを準備して9時半釣り開始。今日も釣りをするのは娘だけ、とーちゃんは補佐役。TFOの11f#5スイッチロッド、NACのリール、DT5Fラインに9f2Xリーダーを2組である。
そして今日は、いつものラビットファーを使ったバニーリーチ(上)だけでなく、「カティラナ パフ」というナイロン100%の毛糸を使ったリーチ(下)を巻いてきた。フックは#10、3XLであり、バニーリーチと同様にキールタイプとするため、0.035インチのレッドワイヤーを5cmほど折りたたんでフックの背部に仕込んだ。
まずはタン色のバニーリーチで開始。注水部付近で入れ食い!フライが着水し、そのまま2mほど沈んだ頃合いでリーダーバット部分にアタリが出る。他のルアーの方々も連発している。
娘が10尾ほど釣ったところで、毛糸のリーチに交換。最初はこげ茶である。沈降速度は使い慣れたバニーリーチとほとんど同じ。そしてこちらのフライでも変わらずに釣れる!
途中で黒に変更したが釣れ方は同じ。50cm台の格好良いオスを中心に、最大は64cm(上の4枚の写真のうちの左下)。寒い中を頑張って、昼食休憩を挟んで、午後1時前までの正味3時間、44尾、時速14.7尾であった。ペースが遅い感じもするが、いつもは口からフライを外してから魚の写真を撮影しているところを、今日は魚の口にフライが付いたまま撮影することが多かったので、実際に釣りをする時間が短かったのも原因のひとつ。
今日はルアーの方々もかなり釣っていた。常連・凄腕の方々だが、条件も良かったのだろうか。今度はシブい状況で毛糸リーチを試してみたい。
FA尻別川さんの水温は3℃。来週あたりが最終か、結氷は近そうだ。
先日、娘の手芸用品を買いに行った際、「フライに使える物はないかな~」と物色していて見つけたのが、この毛糸「カティラナ パフ」ナイロン100%。軸糸から一方向にだけ毛が生えている物。エボレス・ヤーンの毛足を2cmほどに長くしたような毛糸である。数色あり、黒と茶色を買ってみた。
いつもバニーリーチに使っている#10、3XLのフックにレッドワイヤーを巻き込み、この毛糸を巻いてみる。エボレスフライを巻く要領で、軸糸がねじれないように、そして、軸糸から生える毛を軸糸で巻き込まないよう注意して、密に巻く。巻いた後、毛をニードルで丹念につつき出し、小さな櫛で仕上げる。
管釣り用に自分で考案したフライというのは面白いもので、人間の見た目と釣果とは合わない事が多い。例えば以前、メルティヤーンを使って、エッグとリーチの中間的フライを巻いてみたが、釣果はサッパリであった。
さて、今回作ってみた人工素材のリーチ。濡れた感じは、ラビットファーよりも若干硬い気がする。水中での動きもやや硬い。巨大なエッグフライという雰囲気だ。浮力は意外に大きく、ラビットスキンと同じくらい。このフックなら0.035インチのレッドワイヤーを4~5cmは巻き込まないと、うまい具合に沈んで行かない。
ラビットスキンに比べての長所は、巻くのが簡単で速いこと(特にヘッドがすっきりする)、安価で品質が一定な事。肝心の釣果は、次回釣行のお楽しみである。
※すでに似たマテリアルや、似たフライパターンが存在していたら、ご容赦いただきたい。私の情報収集不足である。
朝から土砂降りの寒い日曜日。買い物を済ませて、次女と「つりぼりオーシャン」さんへ。雨はその後、みぞれ、そして雪に。
午前10時15分、釣り開始。2時間券、エサ追加。お客さんは家族連れを中心に7、8名だが、だんだんと増えていく。前回もお見かけした、ノーマルレンタルタックル爆釣男性2人組もいらっしゃる。
階段を上がって右側の若干奥側に座る。釣り針にクリップを付けて水深を確認すると、足元よりも池中央部が3センチほど深い。そこで、ウキが沈む大き目の練り餌を付けて、池中央部でウキの先端がギリギリ水面に来るくらいに棚をセット。ウキの上部のトップ?の長さは6センチほどであり、基本的にトップの部分全体が水面上に出るように板オモリを付けているので、軽いうどんを付けた場合、池中央部では針が底から6センチ、足元では底から3センチになるはずだ。なお、今日も上下5センチくらいの水位の変動があり、それに合わせてウキもずらした。
エサは練り餌、黄うどん、黒うどんの3種類である。今日はうどんより練り餌のほうが良いような印象だが、良くわからない。練り餌と黄うどんを混ぜ合わせた「カレー」は娘のお気に入りだし、何となく良く釣れるような印象。
周囲は結構釣れている。向かいに座った、おそらく小学校低学年と思われる男の子、ウキを見つめる深い集中と、抜群のアワセタイミングで連発。恐れ入った。隣のお父さんは釣りをせず、横目でウキをじっと見ている。
結局、娘は正午過ぎまで2時間。真鯉ばかり12尾、時速6尾。バラシが多かった。なんとなく、スランプというか、進歩がないというか、そんな感じがしている。さらに経験と工夫を続けたい。
天気の良い日曜日。朝から洗車とワックスがけ。スタッドレスタイヤは先週新品に交換し、冬支度は万全。今日は今年最後のワックスがけになるかも知れない。鉄粉取りをスプレーし、洗浄ガンで洗った後に手洗い。そしていつもは昔ながらの固形ワックスを使うのだが、水垢が目立つので今日は汚れ取りも兼ねた液体ワックスを使用。娘の役割は、ワックスの拭き取りである。あと年内にワックスがけするしたら、ボンネットのみか。
洗車後ただちに「つりぼりオーシャン」さんに走る。受付の右にあるのが、駄菓子屋風のスペース。釣りを終えた後、ガラポンをしてお菓子がもらえる。釣り1時間につき1回、真鯉以外の魚1尾で1回、ガラポンができる。一方、お菓子の代わりにポイント券を受け取ることもでき、娘はこちらを選んでいる。
午前10時半釣り開始。お客さんは娘以外に3、4人ほど。以前も見かけた、ノーマルレンタルタックル爆釣男性2人組が結構釣っている。ウキに出る微妙なアタリに瞬時に反応し、合わせる。見事だ。しかし娘のウキには、アタリ自体少ないように見える。小さなアタリを見逃しているだけかも知れぬ。
棚は、針が底から3センチくらい。ただし今日は、浮いている鯉を多く見かける。エサは3種類用意したが、黄色うどんと練り餌の混合「カレー」で釣り続ける。黒うどんJ字刺し、通常の練り餌も試すが、何となくカレーが良いように感じる。
最初の獲物はウグイ!ポイントゲットである。アタリが少なく、せっかく掛かってもバラシが多い。皮1枚に掛かっているのかも知れない。とにかく今日は試練の釣りである。爆釣男性以外のお客さんが入れ替わり釣りをするが、やはりいつもよりは釣れていない様子。理由はわからない。
釣れない時間帯が続いた後、3尾ほど立て続けに釣れる事もあって、何とか2時間集中を保てた。
結局、12時半までで14尾、時速7尾。このころになると親子連れのお客さんが続々と入店。やはり午後は混むようである。
帰り道、釣り具店に立ち寄り、浜厚真漁港用にランディングネットを購入。この港でよくルアーをやる同僚のアドバイスを受け、柄3m、フレーム38cmの物にした。使うのが楽しみだ。使うような魚が釣れるかどうかが問題なのだが。