暑い日が続く夏の週末、北海道石狩市浜益(はまます)区の「浜益フィッシングパーク」に行ってみた。ここはかなり以前から開業している釣り場である。とーちゃんは浜益の北の留萌(るもい)地方に10年住んでいた事があるので、留萌と札幌の行き帰りに釣り場の看板はしょっちゅう見ていたが、釣り場を見たのは今回が初めてだ。
午前10時、いつものスイッチロッド2組に黒バニーリーチとオリーブエボレスを結んで、釣り開始。釣りをするのは娘だけ。ルアーフライ用の大きな池は2つあるのだが、今日は上手の2号池だけの営業とのこと。
お客さんの車はどんどん増えて20台ほど。管理棟前の餌釣り池は大盛況だ。ルアーフライの池には親子連れも含め14名くらいが竿を振るが、池は十分に広く問題はない。
しかし、まずはバニーリーチを投げ込んでも、アタリがない。エボレスも同じ。池は、深度2mくらいまでは見通せるが、鱒が泳いでいる姿は見えない。水温を測ると結構高く、しかも排水部と、注水(原水)とがほぼ同じ温度。となると、冷たい水を求めて注水部に鱒が集まる、ということもなさそうだ。
そこでとりあえず、どの深度に鱒がいるのか調べるために、9フィートリーダーにさらに1mほどティペットを継ぎ足し、オリーブのディアーヘアーペレットを結んでシンカーで沈める。これだけティペットを長くするとなると、なるべく風上からキャストしたくなる。ロールキャストでできるだけ遠投し、沈めてみる。そして、深度(水深)3m付近で、スレテいない小型の鱒が喰ってくることが分かった。
ただし、バニーリーチだと、今結んである9フィートリーダーに1mティペットを結んでもフライラインの先端が潜って厳しい。かといって12フィートリーダーに替えるまでの根性が出ない。
そこでレッドワイヤーを巻き込み、比重を水よりわずか小さくしたオリーブのディアーヘアーペレット#12、浮き止めゴムと4番のシンカーをフライより10cm上に付けて、マーカーはリーダーの中間(フロート・ドゥ)と、バット(オフト・クイックマーカー)とに2つ(リーダーを水中で緊張させるため)、リーダー全体の長さは通常の9フィート3X設定プラス3Xを1mでやってみたところ、ポツポツアタリがあり、スレていない25cm前後のニジマスがかかるようになった。
一度だけリールファイトとなる40cmクラスの鱒がかかったが、途中でバラシ。結局正午までの2時間で、小さめのニジマス5尾。ただここは中学生以下1時間5百円なので、2時間で1千円と料金は安め。
今日は時期的にも、条件的にも厳しかったのだと思う。ロングリーダー&細いロングティペットのデリケートな釣り、あるいはシンキングラインが有効なのかもしれない。