昔むかしその昔、京都の老舗ロック喫茶「ジャムハウス」に
学校帰りにときどきひとりで立ち寄って、
なんてことなしに、本読んで、アイスコーヒー飲んで涼んで、
誰とも話さず、また、四条へと上がっていた時代がありました。
で、先日、酷暑の京都。あの界隈を歩いていて・・・
ん? 「ジャムハウス」?
でも、どう考えても閉まってます。
再び、復活したという噂はあれど、ここじゃないよね・・と、白昼の看板を見上げて、その場を立ち去ったのでした。
記憶がまるでないのだけれど
細い階段を上がった記憶だけが
残ってます。たぶん、ここじゃないなあ。もっと、白っぽかった気がする。
もっとコンクリートぽかった気がする。同姓同名か・・。
京都の夏の午後は、白い。
太陽があまりにまぶしくて
白昼夢のごとくリアリティのない街。
その、まっしろな木屋町、祇園あたりをぷらぷら。
日が暮れて、あたりがザワザワしはじめると退散・・というのが、とりあえず真面目な女子大生の限界でしたわっ!
今はそこから少し
四条通り寄りのビルで10代目店長の清水君が
同じジャムハウスの名前でバーやってますよ。
この夏、帰省したときに寄ってみますね。