翻訳者魂

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中国の繁栄は餃子の皮のようなもの

2008-02-03 12:16:55 | 国際
ここ20年で中国は大いに発展し世界経済の中心的な役割を占めるまでになった。

しかし、中国経済の実態は主要経済大国の下請けにすぎない。したがって、アメリカや日本の経済状態が悪くなれば、輸出が滞り、経済発展は止まる。また、元を適切なレートに切り上げることによっても、中国の競争力は低下する。

こういった弱点を中国は抱えている。企業の経営者たちは薄氷を踏む感覚で商売を行っている。国家も企業の経営者たちを支援する。原材料の仕入れ値を安くするため、世界中で原材料を扱う企業の買収を試みている。

食品輸出は、餃子の皮のような薄い利益しかもたらさない。安い原材料を大量に仕入れ、薄利多売するしかない。いったいどんな原材料を使っていたのだろうか?

今回の毒餃子事件について、中国側は、すぐに中国で殺虫剤を入れた痕跡はないと発表したけれど、こんなに調査機関が短いのでは誰もその言葉を信用できない。小平が「きちんと説明することはない。すべてを曖昧にしなさい」と言った教えに基づくものだろうが、国際社会では通用するはずがない。

北京オリンピックを成功させ、これからも世界経済の中心であり続けようとするのなら、日本と協力して原因をはっきりと突き止めて再発を防ぐべきだ。

ところで、日本国民の僕としては、中国の食品が押し寄せてきたここ20年で変化した自分の健康状態や体力を詳しく検査してみなければならないと考えているところだ。


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