英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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殻の外へ

2009年12月19日 | 指導現場にて
ここ数日の冷え込みは厳しく、信州伊那谷もキンキンに冷え込んでいます。どちらかというと太平洋側の気候になるため、長野県といってもそんなに雪は降らないのですが、昨夜からの寒波で、さすがに数センチつもりました。今日は午前中、息子と一緒にミニ雪だるまを作りました。

雪だるまを見て喜ぶ無邪気な子供の笑顔を見ると、日々の疲れが吹き飛びます。この笑顔を守っていくために、今日も仕事と英語の勉強に精を出します!

さて、先日、大学1年生の教え子からメールが来ました。彼については今年2月の記事でも紹介させていただきましたが、その後、大学入試の結果が不本意なものに終わったと、彼の友人から聞いてはいましたが、連絡するも通じないまま時が過ぎていました。

そのメールの一部を引用します。
正直、今年は、大学受験のコンプレックスを感じ、ふて腐れ、また、自身の努力というものを信じることが出来ず、英語と向き合う事を避けてきました。全く勉強というものをしませんでした。

けれど、そろそろ前を向いていこうと思います。

先生が、書いて下さった私の今年の受験の記事を読み、今の自分がとても恥ずかしくなりました。

私は、今思うとあの時の自分を誇らしく思います。もう一度、戦いに挑みたいのと、社会人として生活していけるよう動きはじめねばならないと感じているからです。

不満足な現状を打破しようとしないでいる、あるいはその逆で、現状に満足してしまっている。いずれにしても、現状という名の「殻」に閉じこもっていることに変わりはなく、そのままでは何も変わりません。

殻の外に一歩踏み出すことで、人生は変わり始めます。殻の外に出ることは確かに勇気やきっかけが必要です。しかし、考え方を変えれば、それは希望に満ちた未来へのスタートとなるのです。

結果がどうなろうと、まずは一歩を踏み出してみる。その過程で悩んだり困ったりすることがあっても、前を向いて進んでいる限り、必ず周囲からの助けがあったり、幸運な偶然によって人生はプラスに転じていきます。

人生が変わることを待っている、チャンスが来るのを待っている、チャンスが来ているのに応えない。これではいっこうに人生は変わりません。

2005年成蹊大学法学部で出題された英文にこんなのがあります。
How sad it is for a person not to answer when opportunity knocks and to wait the rest of his life for opportunity to knock again.
(チャンスが来ているのに応えず、次のチャンスが再び来るのをその後死ぬまで待つなんて、なんて悲しいことだろう。)
不本意な大学受験結果をチャンスととらえる。大学受験の厳しさを知っている者ならば、そのチャンスを生かし、人生を切り開くことは可能です。受験を通じて、目標をクリアするための術を学んだのですから。

大学受験を通じて次へのスタートのきっかけをつかんだ彼。彼の次の目標は英検準1級合格です。日々の努力は必ず実を結びます。今回の記事を通じて、彼に精一杯のエールを送りたいと思います。


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