英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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大舞台を経験する意義

2009年12月29日 | 子育て
一昨日、「2010 カワイこどもコンクール」の地区予選会が行われ、我が息子も出場しました。

出場資格はカワイグレード13級以上の取得者で小学校3年生まで。10月に13級に合格したとき、「幼稚園で13級に合格できるのは稀なこと。せっかくの機会だから予選会に出てみてはどうでしょう」という先生の薦めで、申し込みました。

会場は松本市音楽文化ホール。地区予選会に参加する子供は30名余、審査員4名と聴衆者の父兄が100名以上も参加する、大規模なものでした。

息子の年齢は、参加者の中では下から2番目。課題曲も短かかったですが、あれだけの大勢の前で弾けたことは、素晴らしい経験になったと思います。

最後に審査員の先生から講評、そして表彰式がありました。努力賞7名、入選者3名、そして東京での本選に進める入賞者2名が発表されました。息子は選ばれませんでしたが、出場者全員に盛大な拍手が送られました。

ところが・・・。
表彰式も終わり自分の座席から私の所に近づいてくる息子が、何か物足りない悔しさのような表情を浮かばせているのを私は見逃しませんでした。入賞者らはステージ上で賞状を受け取り記念撮影されたのですが、その一部始終を彼は間近に見ていたからです。

息子のその表情を見たとき、以前私自身が味わったものと同種の感情が湧いてきました。そう、それはTOEICで満点を逃したときと全く同じ感情です。

全力は尽くしたから満足感はある。しかし、自分の持てる力を出し切ったのに、目標に届かない。

息子には「あれだけ大勢の人前でピアノを弾くことができただけで、今日はいい経験になったんだ。いいか、来年はあのステージの上で表彰されるぞ!」と意気込ませました。この悔しさは、闘争心に火をつけてくれるはずです。

入賞者のお母さんは、自分の子供の名前が発表されるや否や、喜びと感激の余り泣き崩れてしまい顔を上げることができませんでした。そこまで家族が本気になって取り組み子供を応援している姿は、赤の他人である私にも、家族の絆を感じさせてくれました。

日本シリーズで敗れたチームが、勝者の胴上げをベンチから見つめ、その姿を脳裏に焼き付けて捲土重来を期すのと同じく、私もそのお母さんの姿を心に焼き付けました。

その日、私は冬期講習だったため、コンクール後は仕事に直行しましたが、息子は帰るなり参加賞でもらった五線譜(白紙の楽譜)に、自分で作曲した曲を書き始めたらしいです。
彼も、今回のコンクールで何かを感じたのは、確かなようです。

このような経験を通じて、これからも親子共々成長し、家族の絆を強くしていきたいと思います。そして、私もTOEICで満点を取ることで次のステップへ踏み出そうという決意を新たにしました。TOEIC990点満点は通過点。その先には大きな目標と夢が待っているのです。

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