OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

かかとにギプス

2013年01月07日 | 母のこと

夕方母のところへ。

母は部屋で勝手なこと(一人で歩き回ったり、ベッドから車椅子への移動をしたり)をしないように、部屋の鍵をしっかり管理されて、共有スペースでの保育(?)体勢になっていた。

目を光らせてくれているのは、結構なことです。

 

私が訪ねていったので、鍵を開けてもらい、自室へ向かう。

お正月の飾りがあって嬉しいこと、日が短くなったこと等を話題にしながら、折々に、「どんな時でも一人でトイレに行かないでね」、「また転んで骨を折ったら、痛いし大変だから、決してケンケンなんかで動かないでね」と繰り返し念を押す。

 

多少心理的にも同様があるらしく、「もう、なんでもないのよ」と言いながら、頻尿の傾向が現れている。

介護士の話によれば、寝つく前の一時間は5分に一回くらいトイレに行くらしい。

なんとなく落ち着かない心理が、トイレに行かなくちゃという脅迫的な心持ちを誘発しているのだろう。

園では、床に下りたらセンサーが鳴るマットや、ポータブルトイレや、センサーで灯る常夜灯(明かりを付けておくと寝られないと文句が出るらしい)で対応してくれている。

とにかく、かかとにギプスの右足をかばって、再び転倒ということがないように、(本人以外は)皆が心配している。

 

私のいる間にも、行き始めると尿意が止まらなくなるらしく、続けて4回のトイレ。

そのたびに、「手伝うから声かけて」と言うのだが、自分で立ち上がっては、向きを変える時にケンケン…みたいな行動を繰り返している。

綱渡りだなぁ…。

何事もなく、ギプスが取れてしっかり歩けるようになると良いのだけれど。

 

母によれば、「大けがをしたけど、こんな小さなギプスになる程よくなった。みんなのおかげだわ」ということで、以前の事故と今の怪我を繋げてしまっているらしい。

そこらをフラフラ自由に歩いていた数年間はどこに行ってしまったのか…?

議論をしてもしょうがないので、「とにかくこれ以上痛い思いをしないように、ここの人に手伝ってもらってね」と言うしかない。

 

無事に良くなりますように。

早く元のように歩けると良いなぁ~!