OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

パプリカチキン 続き

2009年07月13日 | 料理
では、昨日のパプリカチキンの続きを。

先生は、ハンガリーのプロのコックさん。
材料や調理用具も、基本的なものは持参でいらした。
それが、なかなかに本格的。

さて、献立は、メインがパプリカチキンのガルシュカ添え、それにキュウリのサラダが添えられ、鳥のミルクという素敵な名前のデザート。

まず、メインのパプリカチキン。



タマネギ・パプリカ・トマトをみじん切りにし、鶏肉は適当な大きさにカット。(鶏肉は骨付きのものも使った方が味が出ていいよと先生からのアドバイス)
まず、冷たい(!)お鍋にタマネギと油を入れて、きつね色になるまで炒め、次に、パプリカ(刻んだもの)を炒める。
いったん火から離して、パプリカパウダーやパプリカペーストをたっぷり投入、次にトマトを入れて炒める。
水が出てきたところで、カットした鶏肉を鍋に入れ、たっぷりの塩を振る。
そして、中火でゆっくりと火を通す。
 
先生の強調するのは、水を一滴も使わないということ。
野菜からも、鶏肉からも水分が出る。
塩をたっぷり加えて、熱することによって、こくのあるたっぷりのソースができるとのこと。

パプリカは、山形県からとりよせたハンガリー種のパプリカを使用。
白っぽい色の2種類(長いのと丸いの)は辛くない種類、緑の大きなサイズは皮は辛くないけれど種が辛い、小さめの2種類は辛いものと、大辛。
みんなで、スライスしたパプリカのお味見をした。
辛いのを食べた人は悲鳴を上げていた!


 
これは煮上がったパプリカチキン。
たっぷりのソースが出ています。



仕上げに、ソースをこし、たっぷりのサワークリームを投入。
少しとろみを出すために、少々の小麦粉を混ぜ込んでいた。

ガルシュカは、まあ私の作り方とほぼ同じ。
ただ、使用した粉は強力粉。(食感に腰が出るみたい)

キュウリのサラダは、皮をむいたキュウリのスライスを塩もみして、しっかり絞り、甘めに味付けしたお酢煮付けておく。
まるで、日本のキュウリ揉みという感じ。

で、出来上がりはこんな感じ。



でもね、シェフがレストラン用の盛りつけをするとこうなります。



 パプリカチキン

 ガルシュカ

 ウボルカシャラタ(キュウリのサラダ)

最後に、デザート「鳥のミルク」。



英語では、フローティング・アイランドというデザート。
とろみの少ないカスタード風味のソース(アングレーズソース)に、メレンゲを浮かせたもの。
オレンジキャラメルソースをかけて、飾りはミントの葉。

バニラビーンズをたっぷり使ったアングレーズソースが、風味豊かでとてもおいしい。
調理室をお借りしたのが、地域のケアプラザだったので、食器がどんぶり風なのは仕方がない。
しゃれた磁器か、ガラスの器に盛りつけたら、どんなに素敵だろう…。

お料理にはハンガリーの白ワイン、デザートにはトカイのスウィートワインも頂いて、なかなか満足の料理教室。
次は、8月末に予定されているらしい。

楽しみは尽きませんね~!