中央市場から始まった長~い観光を終え、ペンションに戻る。
お腹もそれほど空いていないし、外食するのも面倒なので、途中でインスタントマカロニを購入した。
(前日の晩も、これで済ませた!一袋を鍋にあけ、水を加えて8分間煮込むと出来上がり。簡単だけど、けっこうおいしい)
「ただいま~!」と帰ったところ、ペンションの食堂には見慣れない顔が。
「まあまあ、こっちへいらっしゃい」と呼び込まれ、紹介されたのは、初老の男性、ガボールさん。
1956年にアメリカに移住して、レストラン経営で成功した方で、二週間ほどハンガリーに里帰りをしてきたのだとか。
エルさんの娘婿アコシュがアメリカ留学中に世話になったらしく、その縁で今晩はここに泊まるのだという。
1956年と聞いた瞬間に、頭のアンテナが反応した。
「もしかしたら、ハンガリー動乱の時に…?」と尋ねてみる。
やはり勘は当たっていた。
聞き取りが充分ではないので、細かいニュアンスは分からなかったけれど、ハンガリーの田舎で暮らしていた17歳の若者だった彼は、ソ連軍に蹂躙されたこの国と行く末に絶望してアメリカに渡ったらしい。(あくまでもたぶん…)
渡洪前に、授業でハンガリー動乱について勉強し、ついでだからと少し本も読んでみたけれど、歴史の生き証人が目の前にいるなんて!
ビールをご馳走になりながら、ペンションの竹崎さん、エルさんといっしょにGさんのお話を伺った。
「夕飯、今日も台所借りてもいいかしら」と、お伺いを立てたところ、「これからバーベキューをするから、一緒にどうぞ!」とお誘いを受けた。
申し訳なく思いながら、喜んで参加させていただくことにする。
バーベキューのコンロは竹崎さんご自慢のもの。
コンロの炭に火をおこしながら、竹崎さんは娘に日本古来の「火吹き竹」の説明をしていた。
ガボールさんは娘に「良い子だね、ビール持ってきて!」とビールの催促をしている。
何とも和やかな夕方のひとときだった。
そして、この時間に、エルさんの二人のお孫さんともゆっくり遊ぶ。(今まで時間が合わず、なかなか遊ぶチャンスがなかった)
8ヶ月になるという赤ちゃんを、この時とばかりにたくさん抱っこさせてもらう。
娘の抱っこではすぐむずかる赤ちゃんも、私なら平気、「どこが違うの?」と少々気分を害した娘に経験の差を見せつけた。
(二人ともかわいいでしょ!下の写真はお兄ちゃんのベンツェが一足先にチョコパンの夕飯を食べているところ)
バーベキューでいただいたのは、サーモンの切り身、ビーフを固まりで焼いてスライスしたもの、鶏胸肉を薄切りにしてチーズを載せたもの。
その他に、付け合わせのジャガイモなどがテーブルで回された。
レストランでシェフをしていたというガボールさんが率先して焼く係を引き受け、お皿に盛りつけるときには、庭の花まで飾って供された。
(上がサーモンの焼いたもの。下はローストビーフ。塩・胡椒で味付けをしてあるが、足りない分は食卓で塩をかけて補う。エルさんは、「私、これが好き」とエバラ黄金のたれをたっぷりかけて食べていた。)
バーベキューの時の和やかな様子をちょっと見て下さい。
思いがけない家族の団らんに混ぜていただいて、娘も私も本当に楽しい夕飯をいただいた。
ガボールさんは、夕飯のあと、男性陣を引き連れてカジノに行くのだという。
「一緒にお出で!ママも許してくれているんだから。君が一緒に来るとツキがあるような気がするんだよ!」
ガボールさんはさかんに娘を誘う。
竹崎さんが同行して下さるというので、「社会勉強だから行きたければどうぞ」と許したけれど、娘は、「I'm sorry, but I'm very tired today.」と、お断りしていた。
そうよね、いくら若いといっても、毎日の強行軍、これ以上の夜更かしは無理でしょう。
〈附記〉 ガボールさん達は、この後カジノに出かけ、何と帰りは翌朝の5時だったとのこと。
「行かなくってよかった~!」と、娘。
お腹もそれほど空いていないし、外食するのも面倒なので、途中でインスタントマカロニを購入した。
(前日の晩も、これで済ませた!一袋を鍋にあけ、水を加えて8分間煮込むと出来上がり。簡単だけど、けっこうおいしい)
「ただいま~!」と帰ったところ、ペンションの食堂には見慣れない顔が。
「まあまあ、こっちへいらっしゃい」と呼び込まれ、紹介されたのは、初老の男性、ガボールさん。
1956年にアメリカに移住して、レストラン経営で成功した方で、二週間ほどハンガリーに里帰りをしてきたのだとか。
エルさんの娘婿アコシュがアメリカ留学中に世話になったらしく、その縁で今晩はここに泊まるのだという。
1956年と聞いた瞬間に、頭のアンテナが反応した。
「もしかしたら、ハンガリー動乱の時に…?」と尋ねてみる。
やはり勘は当たっていた。
聞き取りが充分ではないので、細かいニュアンスは分からなかったけれど、ハンガリーの田舎で暮らしていた17歳の若者だった彼は、ソ連軍に蹂躙されたこの国と行く末に絶望してアメリカに渡ったらしい。(あくまでもたぶん…)
渡洪前に、授業でハンガリー動乱について勉強し、ついでだからと少し本も読んでみたけれど、歴史の生き証人が目の前にいるなんて!
ビールをご馳走になりながら、ペンションの竹崎さん、エルさんといっしょにGさんのお話を伺った。
「夕飯、今日も台所借りてもいいかしら」と、お伺いを立てたところ、「これからバーベキューをするから、一緒にどうぞ!」とお誘いを受けた。
申し訳なく思いながら、喜んで参加させていただくことにする。
バーベキューのコンロは竹崎さんご自慢のもの。
コンロの炭に火をおこしながら、竹崎さんは娘に日本古来の「火吹き竹」の説明をしていた。
ガボールさんは娘に「良い子だね、ビール持ってきて!」とビールの催促をしている。
何とも和やかな夕方のひとときだった。
そして、この時間に、エルさんの二人のお孫さんともゆっくり遊ぶ。(今まで時間が合わず、なかなか遊ぶチャンスがなかった)
8ヶ月になるという赤ちゃんを、この時とばかりにたくさん抱っこさせてもらう。
娘の抱っこではすぐむずかる赤ちゃんも、私なら平気、「どこが違うの?」と少々気分を害した娘に経験の差を見せつけた。
(二人ともかわいいでしょ!下の写真はお兄ちゃんのベンツェが一足先にチョコパンの夕飯を食べているところ)
バーベキューでいただいたのは、サーモンの切り身、ビーフを固まりで焼いてスライスしたもの、鶏胸肉を薄切りにしてチーズを載せたもの。
その他に、付け合わせのジャガイモなどがテーブルで回された。
レストランでシェフをしていたというガボールさんが率先して焼く係を引き受け、お皿に盛りつけるときには、庭の花まで飾って供された。
(上がサーモンの焼いたもの。下はローストビーフ。塩・胡椒で味付けをしてあるが、足りない分は食卓で塩をかけて補う。エルさんは、「私、これが好き」とエバラ黄金のたれをたっぷりかけて食べていた。)
バーベキューの時の和やかな様子をちょっと見て下さい。
思いがけない家族の団らんに混ぜていただいて、娘も私も本当に楽しい夕飯をいただいた。
ガボールさんは、夕飯のあと、男性陣を引き連れてカジノに行くのだという。
「一緒にお出で!ママも許してくれているんだから。君が一緒に来るとツキがあるような気がするんだよ!」
ガボールさんはさかんに娘を誘う。
竹崎さんが同行して下さるというので、「社会勉強だから行きたければどうぞ」と許したけれど、娘は、「I'm sorry, but I'm very tired today.」と、お断りしていた。
そうよね、いくら若いといっても、毎日の強行軍、これ以上の夜更かしは無理でしょう。
〈附記〉 ガボールさん達は、この後カジノに出かけ、何と帰りは翌朝の5時だったとのこと。
「行かなくってよかった~!」と、娘。