原因と結果の順序

「○○したから○○出来た」という旨の話を耳にしまして、一寸違和感が。
勿論、趣旨から外れますし、方便としてなら全然ありで
揚げ足取りにもなりかねませんので黙ってました。

「親と子、どちらが先か」と問われたら、同時だと思います。（大乗仏教チックですが）
子ができて、はじめて「親」になるのであり、結果があって、初めて原因が収束するのかと。

同じようなもんじゃんと思われる向きも多いかと思いますが、例えば、目標志望校があって無事合格したとします。
「実力と頑張って勉強した成果」なのは間違いないでしょう。が、それだけでしょうか。

塾や模擬試験代等の教育費を出してくれたご家族、切磋琢磨した友人、精神的なケアをしてくれた方、
試験会場に無事に着けた交通機関、体調不良にならなかった運、解らない問題が少なかった答案・・・・など

まず原因があって、それによって結果があると考えるより、周りとの関係性を自覚しやすく
「真実は1つじゃない」「ワタシは一人じゃない」ことが見えやすいかも　と

必然的に、他者に対しても寛容、感謝するようになると思うのは、脳内お花畑？

でた結果も、過程や原因になるだけのモンですけど。