夏モデル？

　ドコモの「901iSシリーズ」と見られる端末がJATE（電気通信端末機器審査協会）を通過した。NEC製の「N901iS」が4月15日付けで、富士通製の「F901iS」が4月5日付けで、それぞれ認定されている。

　既にJATEを通過した端末で、同じく「901iS」という名称が付いた端末としては、「P901iS」「SH901iS」などがある。

　ボーダフォン端末と見られるシャープ製「703SH」もJATEを通過した。同機種はBluetooth認証も取得しているため、Bluetooth対応端末としてリリースされるものと見られる。

「N901iS」「F901iS」「703SH」がJATE通過

　これでＤｏＣｏＭｏのＦＯＭＡのＰ９０１ｉＳ、ＳＨ９０１ｉＳ、Ｎ９０１ｉＳ、Ｆ９０１ｉＳというラインナップが浮かんできた。Ｄはまた遅れるのか？ＳＯはまだなのか？

　そして、ボーダフォンのＶ３Ｇのエントリー機として７０３ＳＨも浮上してきた。機能的にはＢｌｕｅｔｏｏｔｈを除くと、Ｖ４０２ＳＨクラスなのだろうか？でもＴＶは内蔵していないだろうなぁ。

　ａｕの夏モデルの情報はまだ入っていない感じだなぁ。

【702NK】とりあえず、さようなら

　予定外のＷ３１Ｓを買ってしまったので、電話とメール機能が不満な７０２ＮＫを解約してきた。閉店時間直前の地元のボーダフォンショップはかなり混雑していた。

　７０２ＮＫは特にメールの使いにくさが致命的だったかなぁ。サーバーメールの一括削除とかできないので、私の使い方にはとても不便でならなかった。やはりＶ６０３Ｔの方がはるかに使いやすい。

　まぁ、これからは７０２ＮＫはＰＤＡとして余生を送ってもらうことになるが、電源を切っていると、スケジュールで設定した時刻でアラームがならないのは困るなぁ。

　今後はＷ３１Ｓと格闘の日々が続く・・・。

【702NK】イヤホンマイク

　７０２ＮＫには専用のイヤホンマイクが付属してくるのだが、これがまた人前で使うのがはずかしくなるほど質感の悪いケーブルなのだ。手触りが最悪。

　当然、我道を行くノキアならではの専用のイヤホン端子だから、既製品は使えない。さらにこの端子が大きくて、とても差し込みにくい。その上に端子カバーがなくて、穴がむき出しになっている点がさらに安っぽく見えてくる。

　ただし、通話に関してはけっこう音がよく聞こえるし、マイクの感度も良さそうだ。

　そして、ケーブルがやたらと長過ぎて邪魔になるし、意味不明な変な構造になっている。

【702NK】電波

　７０２ＮＫはＶ３Ｇなので、同じＰＤＣのＶ６０３Ｔと比べて、同じ場所でも電波が弱い感じだ。

　ビルの窓際はそこそこでも、少し奥に入ると電波がかなり弱くなってしまう印象だ。端末の責任というよりは３Ｇと２Ｇ（ＰＤＣ）の電波の特性の差なのだろう。

　それと、突然Ｅメールが届かなくなり、何かの拍子でたまっていたＥメールがまとめて届くような印象がある。これは電波のせいなのか、メールサーバーのせいなのかは不明。

　電波のインジケーターは７段階（？）のようで、きめ細かくわかるというか、他の端末と違うので、ここでも７０２ＮＫは我道を行くといった印象だ。

【702NK】電話帳

　我道を行く７０２ＮＫは電話帳も独特だ。

　まず、国産機では常識であるメモリー番号という概念がない。私はメモリー番号で管理しているので、これには困った。

　グループの概念も国産機とは違う。国産機は一件ごとにグループを設定する感じだが、７０２ＮＫはグループ毎に所属するメンバーを選ぶという感じだ。そのため、複数のグループに同時に設定することもできる。

　検索方法が少ないのも物足りない点だ。ヨミとグループでしか検索できないので、メモリー番号や電話番号での検索ができず、不便を感じた。

　逆に国産機よりも多彩な面もある。

　一件につき、最大で、電話番号、携帯電話、テレビ電話、ＦＡＸ、ポケベルと区別して登録できる。そのくせメールアドレスは携帯電話のメールアドレスとかの項目がない。

　電話帳の名前が姓と名にわかれている。Ｖ６０３Ｔに入っていた電話帳をコピーしてもらったが、氏名が姓の部分に入ってしまい、姓と名に分けるのに苦労した。

　登録件数はカタログを見てびっくり！なんと最大４千件も登録できるらしい。

【702NK】通話

　相手にかかる前の音と、かかってからの音が国産メーカーと違い、とても違和感がある。最初はそれに慣れずに、相手が話中なのかと思って、すぐに切ってしまった。

　端末に留守録機能がないというのもユーザーによっては不満のようだ。これはアプリで補うしかないらしい。

【702NK】操作感

　７０２ＮＫを使ってみた印象は全体的にもっさりとした感じがある。

　ＳＩＭ機はどうしても起動に時間がかかってしまうらしいが、これは起動時にかなり待たされる。

　受信したメール通知を選択して、表示されるのも、ワンテンポ待たされる印象だ。

　サウンドクリップ（ＭＩＤＩファイル）の再生時などは、ファイルを選択してから、ワンテンポ待たされてから再生が始まる感じだ。軽快な動作とは言えない。

　国産機ではクリアキーはキャンセルの役割だが、７０２ＮＫでは削除とかバックスペースの役割となっており、最初はその動作に戸惑った。

　待受画面では時刻表示が画面上部に壁紙とは別に表示されているのだが、メニュー等を選ぶと、そのメニュー項目のアイコンがその時刻表示の代わりに表示されてしまい、時刻がわからなくなってしまう。これじゃあ、意味がないなぁ。

【702NK】取扱説明書

　我道を行く７０２ＮＫの取扱説明書は、そんなに分厚くなくて、必要なことすら載っていない。後半は英語なので、実質半分の厚さで、ボーダフォンの中ではとても薄い取扱説明書と言える。

　知りたい事が載っていないというか、必要な事項の説明がかなり不足しているというか漏れている。あまり役に立たない、かなり手抜きの取扱説明書だ。

　国産メーカーの取扱説明書なら、まずは最初の方に画面の図が載っていて、アイコンとかの説明がちゃんとあるのに、それすらも図なしで適当に済ませている印象だ。

　まるで、「使えるものなら使ってみろ」と言わんばかりのノキアの姿勢にはある意味感心してしまう。一部のマニアは別として、こんなことで日本の一般ユーザーに受け入れられるとでも思っているのだろうか？

【携帯販売ランキング】4月18日～4月24日

　ドコモは、P901i（右写真）が見事“V2”を達成。2位には先週と同じく「N901iC」が入っており、この2強体制がしばらく続きそうな雰囲気がある。

　2週前までトップを保っていたN900iSは、先週4位、今週7位とみるみるランキングを下げた。先週9位だった「P700i」は6位にまで順位を上げており、P901iと並んでパナソニックモバイル端末の好調ぶりが目立つ。

　W31S（左写真）が強い。先週に引き続き、トップの座を守っている。2位は先週と変わらず「A1404S」、3位も「A5509T」と、“非WIN”端末がなかなか好調だ。

　「W31K」は先週9位から6位にランクアップと、じわじわ順位を上げてきた。入れ替わりに……というわけではないだろうが、「W31SA」はランキングから消えている。

　ツーカーのランキングは、特に変化なし。このキャリアでは「ツーカーS」（右写真）が敵なしの人気を誇っており、とって変わる端末がなかなか出てこない。

　2位、3位が先週と同じで、4位と5位が入れ替わり。ツーカーの中では数少ない新機種「TT51」は、4位～5位あたりにランクする状況が続いている。その下も6位～9位が変化なしだから、ほぼ動きがなかったといってよい。

　ボーダフォンのランキングに、動きがあった。先々週トップ、先週4位だった「V603T」（左写真）が、今週また1位に復帰している。180度開いたあとにさらに180度折り曲げられる、独特のヒンジ構造を持った端末だ。

　その下には「V603SH」「V602SH」と続く。V602SHは、先週トップに返り咲きをはたしたが、今週また3位に後退した。ボーダフォンのランキングがよく変動する原因の1つとなっている。

「W31S」連覇なるか？「P901i」もV2がかかる

　ａｕではＷ３１Ｓが、ＤｏＣｏＭｏではＰ９０１ｉがＶ２を達成し、ボーダフォンのＶ６０３Ｔもトップに返り咲くなど最新のハイエンド機が好調だ。

　ＤｏＣｏＭｏはベスト１０にＦＯＭＡが７機種、ａｕはＷＩＮが６機種、ボーダフォンはＶ３Ｇが５機種と徐々に世代交代が進んでいるのがうかがえるが、中でもＤｏＣｏＭｏはＦＯＭＡの絶好調振りがわかる。

　ａｕはＡ１４０４Ｓ、Ａ５５０９Ｔ、Ａ５５０７ＳＡ、Ｗ２２ＳＡ、Ｗ２１Ｋ、Ａ１４０３Ｋ、Ｗ２２Ｈあたりは新規１円で販売されているところが多く、それらを抑えて、２万円前後もするＷ３１Ｓがトップなのだから、その人気の凄さがわかる。ベスト１０中ではカメラの性能も一番だし、音楽携帯としても人気があり、しばらくはトップが続くと思われる。
　Ｗ３１Ｓの唯一気になるのは、カラーバリエーションが少ない点だ。しばらくしたら新色を追加して欲しい気もする。

　Ｖ６０３ＴがＶ６０３ＳＨを抑えてトップに立ったのは価格差もさることながら、その性能や使いやすさも評価されているのだと思う。Ｖ６０２ＳＨは最後の在庫処分が終わろうとしているために売り上げが伸びないのだと思う。Ｖ６０２ＳＨを狙っている人は今が最後のチャンスかもしれない。

	NTTドコモ		au		ツーカー		ボーダフォン
1	→	P901i	→	W31S	→	ツーカーS	↑	V603T
2	→	N901iC	→	A1404S	→	TT32	↑	V603SH
3	→	P506iC	→	A5509T	→	TT31	↓	V602SH
4	↑	N506i	→	A5507SA	↑	TT51	↓	802SH
5	↑	F672i	→	W22SA	↓	TS41	→	802N
6	↑	P700i	↑	W31K	→	TK40	→	902SH
7	↓	N900iS	→	W21K	→	TK41	→	802SE
8	↓	SH901iC	↓	W21T	→	TK40（*）	↑	V402SH
9	↑	F880iES	↓	A1403K	→	TT41（*）	↓	702NK
10	↓	SH700i	→	W22H	↑	TK31（*）	→	V102D
（*）表記は「プリケ―セット」（**）表記は「プリケーロングセット」対応端末

【W31S】凄く進化したカメラ

　ソニーから出た初のＡＦ２００万画素カメラのＷ３１Ｓには凄い期待がかかっている。実際に使ってみると、その進化ぶりには感動している。

　ＳＯ５０５ｉやＳＯ５０５ｉＳで不満だった、薄暗い場所での感度不足も感じない。画素数が２００万画素にアップすると通常は感度が低下してもおかしくないのに、これはとても評価できる。

　ＡＦのスピードも今まで使っていたＶ６０２ＳＨよりも素早くて、Ｆ５０６ｉと同じくらいだ。Ｖ６０３ＳＨは使ったことがないので、なんとも言えないが、Ｗ３１ＳのＡＦはマクロモードもあり、かなり優秀なＡＦだと思う。やはりピントがしっかりしている写真はとてもキレイだ。

　使いやすさもなかなかだ。レンズカバーの開閉だけでカメラがＯＮ／ＯＦＦするし、ボタンに色々な機能のショートカットが設定されているので、スピーディーに設定をできる。

　ＳＯ５０５ｉが登場した時にはかなりのインパクトがあったが、Ｗ３１Ｓはそれ以来の大きな進化を遂げたと言えるだろう。もちろん、これからの私のメインのカメラはＷ３１Ｓに決定した。