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【マイクロフォーサーズシステム】規格を発表

2008年08月06日 21時13分50秒 | デジカメ
 オリンパスとパナソニックは5日、「マイクロフォーサーズシステム規格」を発表した。既存のフォーサーズ規格のフランジバックを約50%短縮することで、ボディとレンズをより小型化。軽量小型なレンズ交換式デジタルカメラを実現するという。具体的な製品化の時期は未定。

 マイクロフォーサーズ(MICRO FOURTHIRDS)システム規格とフォーサーズシステム規格の主な違いは次の通り。

フランジバック(マウントと撮像素子との間隔)を約50%短縮
マウント外径を約6mm縮小
マウント電気接点数を9点から11点に増加

 撮像素子の対角長および素子サイズは、フォーサーズシステム規格と共通。レンズは専用設計となるが、マウントアダプター経由で既存のフォーサーズレンズも装着できる。



 マイクロフォーサーズシステムメリットとして両社は、ボディおよびレンズの小型軽量化をあげている。特に広角レンズにおける小型化が期待できるという。

 具体的なフランジバックの長さは約20mmで、レンジファインダー機より短い。都内で行なわれた発表会では、「ミラーを入れることは不可能、ミラーレスのシステムになる」(オリンパスイメージングSLR事業本部長、小川治男氏)との発言があった。事実上、ライブビュー専用規格として位置づけられている。

 また、動画撮影を盛り込む可能性もあるとし、小川氏は「静止画と動画のボーダレス時代のデジタル一眼を追求する」と説明している。

 パナソニックAVCネットワークス社の吉田守副社長も、「交換レンズで動画撮影ができる。カムコーダーユーザーの取り込みなど、色んな可能性を秘めた規格。オリンパスさんと大事に育てていきたい」とコメントした。


オリンパスとパナソニック、「マイクロフォーサーズシステム」規格を発表

 デジタル一眼レフを薄型化するには、ミラーという障害があった。

 このマイクロフォーサーズはライブビューなどで光学ファインダーの代用をする事により、ミラーレスのシステムとして薄型の一眼システムを実現するための新時代の規格と言えそうだ。

 個人的にはソニーあたりがα350の後継機種で光学ファインダーを無くすかもしれないと期待していたが、それよりも先にオリンパスと松下が新規格をひっさげて開発しそうだ。

 ソニーはまた別のマウントを開発するのか?できれば、マイクロフォーサーズにしてくれるとうれしいけど、ソニーの過去のやり方からすれば、それは難しいだろう。

 オリンパスの限られた開発リソースで、もう一つ別のマウント用にもボディとレンズを新規開発するとなると、現行のフォーサーズ用のボディとレンズの開発が手抜きにならないかの不安はある。
 しかし、一応はフォーサーズも残す方針らしいので、できれば従来通りにフォーサーズシステムの開発にも頑張って欲しい。

 むしろ、マイクロフォーサーズシステムはコンパクトデジカメの上位機種という位置付けで、レンズ交換のできるコンパクトデジカメとして新しい市場を開拓して欲しい。かつてのオリンパスPENのデジタル版として登場したら面白そうだ。

 デジタル一眼レフは、小型化そっちのけで、高画素化やフルサイズ化ばかりに注目が集まっている。そんな中で、オリンパスがそれとは逆の方向に新しい活路を見出そうとしている点は実に面白いと思う。

 現行機種のデジタル一眼レフ最軽量のE-420でも、コンパクトデジカメと比較すると、まだまだ分厚くて重いと躊躇するコンパクトデジカメユーザーも多い。

 しかし、マイクロフォーサーズによって、薄型軽量化が進めば、かなりのコンパクトデジカメユーザーからの乗換えが期待できそうだ。

 マイクロフォーサーズの特徴は、撮像素子はフォーサーズのままという点だ。かつてのAPSフィルムシステムのように、画質を犠牲にしてシステムを小型化したのではなくて、画質は維持して、システムの小型化が実現できる点だ。

 さらにミラーレスとして動画撮影も視野に入れているので、カシオのEX-F1のような動画に強いカメラをレンズ交換式にするのにも最適かもしれない。ひょっとすると、レンズ交換式のデジタルムービーのマウント規格として受け入れられるかもしれない。(そうなる前にソニーが対抗する規格を発表しそうな気もする)


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