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保険の話(2009年6月1日放送分)

2009年10月05日 | インポート
かずさFM 83.4メガヘルツ 「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送17時30分~

NO9 保険の話(要旨)


保険に入るとき


最初に考えなくてはならないことは掛け金の額や保険会社ではなく、いくらの保証が必要か、です。
月々いくら保険料が払えるかで保険の契約をしてはいけません。


これから先の必要経費を概略でいいですからはじき出してみましょう。
まず、生活費。基本は今の生活を維持するためにいくら要るかです。
贅沢な生活のために保険に入る?亭主が死んだらセレブな生活?これはやりすぎ。
次に人生の三大出費 教育費、住宅ローンや家賃、老後の生活費を考えます。
ただ、住宅ローンは、もしものときの保険が掛けてあります。
他に大きな支出は車の購入や海外旅行などです。


次に収入を考えます。ここで、給料は考えません。ご主人が亡くなれば給料は入ってきませんから。
遺族年金は収入の大きな部分を占めます。
特にサラリーマンの奥さんは厚生年金と子供が18歳までは国民年金の両方から遺族年金が給付されます。
条件を満たしていれば国民年金から子供1人の場合年間約100万円が支給されます。2人だと約120万円
この計算だと85歳までに約5千万円の年金が期待できますが、お子さんの齢や子供の人数によって変わります。
保険屋さんで計算してくれますから聞いてみて下さい。
他の収入は奥様が働いて収入を得られるかどうかです。


収入が計算できたら支出の総額から収入の総額を引いた金額が不足分。すなわち保険金の額になります。
保険金が決まれば、いよいよ、どんな保険に契約するかです。
一般的に言えば同じ保証で保険料の安いものがベストです。
安いのは店舗や人を配置していないインターネットの保険屋さん。すべて、インターネットだけで契約できるものもあります。


保険商品はわかりずらいので、相性のいい保険やさんを選ぶのも選択肢の一つです。
代理店などに信頼できる人を見つけておけば、将来ともに気安く相談相手になってもらえます。
代理店でも外資系などの掛け金の安いものもありますから、自分の希望する掛け金をはっきり伝えてみましょう。


歳をとるにつれて支出額は減ります。生活の状況に応じて見直しをしましょう。余分な保障はお金の無駄です。
保険は万が一のときの安心料です。病気になったとき。会社が倒産したときなどもあわてないようにしておく必要があります。